都市が大きくなるほど時間の進みが遅くなる——Cities: Skylines II(シティーズスカイライン2)でそんな経験をした方は多いはずです。「推奨スペックは重いのか」「どんなゲーミングPCなら大都市でも快適なのか」を、公式の要件と人口規模別の挙動から整理しました。BTO10社以上を検証してきた筆者の視点で、このタイトル特有のCPU依存性を踏まえた損しない構成を解説します。
A. 重いです。公式推奨はRTX 3080・16GBですが、これは人口20万人程度までの目安で、大都市で快適に保つにはCPUとメモリの強化が不可欠だからです。詳細は本文で解説します。
- 結論:大都市まで快適に育てるならRyzen 7 9800X3D+RTX 5070+32GBが最適
- 価格帯:29万円台〜38万円台(2026年6月時点)
- 根拠:本作は全市民をシミュレーションするためCPU依存が極端に高く、人口増加で時間進行が鈍化する
- 注意点:GPUだけ強化してもCPUが弱いとシミュレーション速度が落ちる

このゲームは「fpsが出る=快適」とは限らない珍しいタイトルだ。なぜ重いのか、何を優先すべきかを順番に見ていこう。
Cities: Skylines IIの推奨スペックは重い?まず結論
Cities: Skylines IIの推奨スペックは重いですか? 答えは「重い」です。公式推奨のRTX 3080・16GBは人口20万人程度までを想定した目安にすぎず、大都市まで育てるとCPUとメモリが先に限界を迎えるからです。
Cities: Skylines IIは全市民一人ひとりの生活・通勤経路・物流をリアルタイムでシミュレーションします。人口が増えるほど計算量がCPUに集中するため、グラフィックではなくシミュレーション処理が重さの中心です。CPUが限界に達すると、画面は動いていても「時間の進み(シミュレーション速度)」が極端に遅くなります。
実際に公式情報を確認したところ、本作の重さは一般的なゲームと性質が異なります。多くのゲームは「fpsが足りない=GPU不足」ですが、Cities: Skylines IIは「fpsは出るのに都市の時間が進まない=CPU不足」という現象が起きるのが特徴です。そのため構成の優先順位がGPU偏重では失敗しやすいタイトルです。
Cities: Skylines IIの公式推奨スペックは?
公式推奨スペックはどの構成ですか? 答えはCPUがCore i5-12600KまたはRyzen 7 5800X、GPUがRTX 3080 10GB、メモリ16GBです。これは標準画質・フルHDで動かすための目安です。
| 項目 | 最低スペック | 推奨スペック |
|---|---|---|
| OS | Windows 10 64bit | Windows 10 / 11 64bit |
| CPU | Core i7-6700K / Ryzen 5 2600X | Core i5-12600K / Ryzen 7 5800X |
| GPU | GTX 970 (4GB) / RX 480 (8GB) | RTX 3080 (10GB) / RX 6800 XT (16GB) |
| メモリ | 8GB | 16GB |
| ストレージ | 60GB | 60GB |
※ 出典:Steam「Cities: Skylines II」ストアページ/Paradox Interactive公式、取得日:2026年6月23日
注目すべきは推奨GPUにRTX 3080が指定されている点です。発売当時、都市建設ゲームの推奨にハイエンドGPUが並んだことは話題になりました。ただし実際の運用では、GPUよりもCPUとメモリのほうが大都市での快適さを左右します。公式推奨の16GBメモリは、MODなしの中規模都市までが実用上の限界です。



RTX 3080が推奨なら、いまのRTX 5070なら100万人都市も余裕ですよね?



そこが落とし穴だ。100万人都市の壁はGPUではなくCPUとメモリにある。次の人口別の挙動を見れば理由がわかる。
大都市になると何が起きる?人口別の重さの目安
人口が増えるとどうなりますか? 答えはシミュレーション速度が落ちます。fpsは保てても都市内の時間進行が鈍化し、人口が一定を超えると時間を最速にしても処理が追いつかなくなるからです。
公式・コミュニティ情報を総合すると、推奨スペック(RTX 3080・16GB)で安定して遊べるのは人口15万〜20万人程度が目安です。それ以上は、CPUとメモリの性能に応じて徐々にシミュレーション速度が低下します。以下は構成と到達可能な都市規模の関係を整理したものです。
| 狙う都市規模 | CPUの目安 | メモリの目安 | 体感の傾向 |
|---|---|---|---|
| 中規模(〜20万人) | Core i5-12600K / Ryzen 7 5800X | 16GB | 公式推奨の射程内 |
| 大都市(20万〜50万人) | Core i7-14700K / Ryzen 7 7800X3D・9800X3D | 32GB | X3D系で時間進行が安定しやすい |
| 限界都市(50万人〜) | Core i9 / Ryzen 9 9950X3D級 | 64GB | 大規模MOD併用なら64GB推奨 |
※ 出典:Steam公式要件、Paradox公式コミュニティの大都市挙動報告、gamingpcselect.sakura.ne.jp実用目安を総合、取得日:2026年6月23日。数値は環境・MOD構成により変動する目安です
一般論ではGPUを最優先に選びがちですが、Cities: Skylines IIに関しては大都市を目指すほどCPUと3D V-Cacheの恩恵が効いてくるというのが筆者の判断です。GPUを一段下げてでもCPUとメモリに予算を回すほうが、長く遊んだときの満足度は高くなります。
GPUよりCPUとメモリが効く?構成バランスの考え方
CPUとGPUどちらを優先すべきですか? 答えはCPUです。本作はシミュレーション処理がCPUに集中するため、GPUだけ強化してもシミュレーション速度のボトルネックは解消しないからです。
- CPUは最優先。ゲーム適性の高い3D V-Cache搭載のRyzen 7 9800X3Dが大都市運用で有力
- メモリは32GBを基準に。MODやアセットを多用するなら64GBで余裕を確保
- GPUはRTX 5070クラスでフルHD〜WQHDが快適。4K高画質ならRTX 5080以上
- ストレージはNVMe SSD必須。HDDはセーブ・ロードで長時間停止が発生



一般論ではGPU優先で組みがちだが、このタイトルでGPUだけ豪華にすると「fpsは出るのに都市が進まない」状態に陥る。CPUとGPUのバランスを崩さないのが鉄則だ。
CPUとGPUの相性や、世代ごとの組み合わせバランスに迷う方は、早見表で整理した記事が役立ちます。Cities: Skylines IIのようなCPU依存タイトルでは、組み合わせの選び方が体感を大きく左右します。
予算別のおすすめゲーミングPC構成とBTOは?
どの構成を選べばいいですか? 答えは目指す都市規模で決めるのが最短です。中規模ならRTX 5070+32GB、大都市まで育てるなら9800X3D+RTX 5070 Ti+32GBが基準になります。
中規模都市メイン:Ryzen 7 7700 + RTX 5070 + 32GB。大都市・MOD前提:Ryzen 7 9800X3D + RTX 5070 Ti + 32GB。限界都市挑戦:Ryzen 9 9950X3D + RTX 5080 + 64GB。いずれもNVMe SSD 1TB以上が前提です。
| 目的 | ★本命★ 大都市快適 | 中規模コスパ |
|---|---|---|
| CPU | Ryzen 7 9800X3D | Ryzen 7 7700 |
| GPU | RTX 5070 Ti | RTX 5070 |
| メモリ | 32GB | 16〜32GB |
| SSD | 1TB NVMe | 1TB NVMe |
| 価格目安 | 31万〜38万円台 | 28万〜32万円台 |
| こんな人に合う | 人口20万人超の大都市を育てたい人 | 中規模都市を快適に楽しみたい人 |
※ 価格は2026年6月時点の各BTO標準構成の目安です。構成・時期により変動します。取得日:2026年6月23日
Cities: Skylines IIの大都市運用ではRyzen 7 9800X3Dが事実上の本命です。3D V-Cacheがシミュレーション処理に効き、同価格帯のCPUより時間進行が安定しやすい傾向があります。9800X3D搭載モデルの選び方は専用の比較記事で深掘りしています。
価格帯全体から選びたい方は、30万円前後の構成を網羅した記事も参考になります。RTX 5070 Tiや9800X3Dを軸にした構成が多く、Cities: Skylines IIの本命ゾーンと重なります。詳しくは30万円ゲーミングPCのおすすめ比較記事を確認してください。また、メモリ容量で迷う場合は16GBと32GBの選び方も合わせて読むと判断しやすくなります。



RTX 4070+Ryzen 7 5800Xで26万人都市が30fps前後。GPUより先にCPUが効いてくる感覚は本当だった。
\ 自分の予算に合う構成をチェック /
大都市でも快適に保つ設定のコツは?
買ったあと、まず確認すべき設定はどこですか? 答えは描画系の重い項目とメモリ管理です。CPU負荷とは別に、描画設定を見直すだけでfpsの落ち込みを抑えられるからです。
被写界深度(Depth of Field)やボリュメトリッククラウドは描画負荷が大きい項目です。オフにするだけでfpsの落ち込みが改善されやすくなります。
4K環境でも、大都市を運用するならフルHDに落としたほうがシミュレーション速度を維持しやすくなります。都市が小さいうちに解像度を上げるのが安全です。
アセット系MODを大量に入れるとメモリ消費が増え、32GBでも不足する場合があります。使わないMODを整理し、必要なら64GBを検討します。
ノートPCで遊ぶ場合は冷却とメモリがボトルネックになりやすく、必ずACアダプターを接続してプレイするのが鉄則です。バッテリー駆動ではCPU・GPUに制限がかかり、本来の性能が出ません。長時間プレイでは冷却台の併用も有効です。
よくある質問(FAQ)
- Cities: Skylines IIの推奨スペックは重いですか?
-
重いです。公式推奨はRTX 3080・16GBですが人口20万人程度までの目安で、大都市まで育てるにはCPUとメモリの強化が不可欠です。
- 人口は何人くらいまで快適に遊べますか?
-
推奨スペック(RTX 3080・16GB)で人口15万〜20万人程度が安定の目安です。それ以上はCPUとメモリの性能に応じてシミュレーション速度が低下します。
- CPUとGPUはどちらを優先すべきですか?
-
CPUです。本作はシミュレーション処理がCPUに集中するため、GPUだけ強化してもシミュレーション速度のボトルネックは解消しません。
- メモリは32GBと64GBどちらが必要ですか?
-
標準は32GBで十分です。アセット系MODを大量に導入する場合は32GBでも不足することがあるため、本格的なMOD環境なら64GBを検討してください。
まとめ|CPUとメモリを軸に選ぶのが正解
- 公式推奨:RTX 3080・16GB・Core i5-12600K(人口20万人目安)
- 快適ライン:大都市は9800X3D+RTX 5070 Ti+32GB、中規模はRTX 5070+32GB
- 前提条件:CPU優先・NVMe SSD・MOD多用なら64GB
Cities: Skylines IIは「推奨スペックを満たせば最後まで快適」が当てはまりにくいタイトルです。fpsよりもシミュレーション速度がCPUとメモリに支配されるため、目指す都市規模に合わせてCPUとメモリを軸に構成を組むのが後悔しない選び方です。GPU偏重にせず、バランスを意識して選びましょう。
- 目指す都市規模(中規模/大都市/限界都市)を先に決めたか
- CPUを最優先し、メモリは32GB以上を確保したか
- ストレージはNVMe SSDか、MOD多用なら64GBを検討したか
\ 大都市運用に合う構成を公式で確認 /
最終更新:2026年6月


主要BTO10社以上の実機検証経験。GPコスパ指数による独自評価を軸に、初心者から上級者まで「損しない1台」の選び方を発信しています。
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