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ゲーミングPCのメモリは16GBと32GBどっち?後悔しない選び方を解説

ゲーミングPCを買おうとBTOのカスタマイズ画面を開くと、メモリの選択肢で手が止まる人は多いはず。16GBと32GB、どちらを選べば後悔しないのか。この記事では、2026年3月時点のゲームタイトル別の実測データやメモリ価格の高騰状況をふまえて、あなたに合った容量を判断できるように解説します。

この記事の結論
ゲームだけをプレイするなら16GBでほとんどのタイトルは快適に動く。ただし、配信・動画編集・MOD大量導入など「ゲーム+α」の使い方をするなら32GBが安心。2026年はメモリ価格が高騰しているため、16GB→32GBの差額が以前より大きい点も判断材料になる。

16GBと32GBって、ゲーム中の動きにそんなに差が出るの?

「ゲームだけ」なら実は差がほとんど出ないタイトルが多いんだ。でも裏でブラウザや配信ソフトを動かすと話が変わる。順番に見ていこう。

目次

結論|2026年は「ゲームだけなら16GB、それ以外もやるなら32GB」が基本

このセクションの要点
ベンチマーク実測データでは、16GBと32GBでfps差がほぼゼロのタイトルが大半。一方、Steam Hardware Surveyでは32GBユーザーが過半数を突破しており、業界全体の「標準」は32GBへ移行しつつある。

海外メディアTechSpotが2026年1月に公開した検証では、RTX 5090+Ryzen 7 9800X3D環境で14タイトル以上をテストした結果、16GBと32GBでfpsがほぼ同一だったタイトルが大半を占めました。Cyberpunk 2077、Black Myth: Wukong、Doom: The Dark Agesなど、重量級タイトルでも16GBで十分なパフォーマンスが出ています。

唯一の例外が「Mafia: The Old Country」で、このタイトルだけは約20GBのシステムメモリを要求し、16GBではフレームタイムが大きく乱れました。こうした例外は今後増える可能性がある点は押さえておきたいところです。

56.93%
Steam調査 32GBユーザー割合(2026年2月)
27.47%
Steam調査 16GBユーザー割合(2026年2月)
14タイトル中13
16GBで問題なく動作(TechSpot検証)

※ Steam Hardware Survey 2026年2月のSystem RAM項目、およびTechSpot「How Much RAM Do Gamers Need? 8GB vs. 16GB vs. 32GB vs. 64GB」(2026年1月8日公開)のデータに基づきます。Steam Surveyは調査手法の変動で数値にブレが生じることがある旨をValveが公式に注意喚起しています。

つまり、「純粋にゲームだけする人」にとっては16GBでまだ戦えるのが実情。ただし、Steamユーザー全体では32GBが多数派に転じており、ゲーム開発側が32GBを前提に最適化を進める流れは加速しています。「今すぐ困るか」と「2〜3年後も快適か」では答えが変わってくるわけです。

16GBで十分な人の条件

POINT

「ゲーム単体+軽いブラウジング程度」の使い方なら16GBで問題ない。ただし裏タスクが増えるほど余裕がなくなる。

軽〜中量級タイトルがメインの人

VALORANT、Apex Legends、League of Legends、Fortniteといった競技系・対戦型タイトルは、メモリ使用量がそこまで大きくありません。フルHD環境であれば、ゲーム本体とOS、Discord程度の組み合わせで12GB前後に収まることが多く、16GBなら十分なヘッドルームを確保できます。

FF14やモンスターハンターワイルズのようなMMO・アクション系タイトルも、推奨スペック上は16GBでカバーできるケースがほとんど。フルHDの中〜高設定であれば、メモリが原因でカクつくことはまずないでしょう。

ゲーム以外の同時作業が少ない人

「ゲームを起動するときはゲームに集中する」というスタイルなら、16GBの恩恵は十分に受けられます。ブラウザのタブを5〜6枚開いた状態でゲームをプレイする程度であれば、メモリ不足に陥るリスクは低いです。

Chromeはタブ1枚あたり約200〜400MBのメモリを消費します。タブ20枚以上を開いたままゲームを起動すると、16GB環境ではメモリ使用率が90%を超える場合があるため、こまめにタブを閉じる習慣が大切です。
メモリ使用率の確認方法

Windowsの場合、Ctrl+Shift+Escキーでタスクマネージャーを起動し、「パフォーマンス」タブの「メモリ」を確認できます。ゲームプレイ中に使用率が常時85%を超えているようなら、メモリ不足の兆候です。

32GBを選ぶべき人の条件

このセクションの要点
ゲーム+配信、ゲーム+動画編集、MOD環境の構築など、「ゲームに何かを足す」使い方をする人は32GBを選んだほうが後悔しにくい。

ゲーム配信・実況をする人

OBS Studioなどの配信ソフトは、映像のエンコード処理にメモリを使います。ゲーム本体+OBS+ブラウザ+Discord+チャット管理ツールといった組み合わせは、16GBでは上限ギリギリになりやすく、配信中にフレーム落ちやカクつきが発生するリスクがあります。

配信を安定させたい場合、32GBあれば余裕をもってエンコードとゲームを同時処理できるため、視聴者に「カクカクしてますよ」と言われる事態を防げます。配信者にとってはフレーム落ち=視聴者離脱に直結するため、ここはケチらないほうが得策です。

MOD大量導入や重量級AAAタイトルを遊ぶ人

Cities: Skylines 2、Starfield、The Elder Scrolls V: Skyrim SEのMOD盛り環境などは、ゲーム本体の要求に加えて大量のアセットをメモリに読み込みます。TechSpotの検証で唯一16GBでは不十分だった「Mafia: The Old Country」のように、20GB前後のメモリを要求するタイトルは今後増えてくると予想されます。

VRAM(グラフィックカード側のメモリ)が8GBのGPUを使っている場合は特に注意が必要です。VRAMに収まりきらないテクスチャデータがシステムメモリ側に溢れ出すため、16GBでは足りなくなるケースが一気に増えます。TechSpotの同検証でも、8GB GPUと16GB RAMの組み合わせではフレームタイムが大幅に悪化する結果が出ています。

VRAM 8GBのGPU(RTX 4060、RX 9060 XT 8GB版など)を選ぶ場合は、システムメモリを32GBにすることでVRAM溢れの影響を緩和できます。予算に限りがある場合は「GPU側のVRAMを12GB以上にしてメモリは16GB」という構成も選択肢です。

動画編集・3DCGなどクリエイティブ用途も兼ねる人

DaVinci Resolve、Premiere Pro、After Effects、Blenderなどの映像・3Dソフトは、メモリを大量に消費します。4K素材を扱うDaVinci Resolveでは、推奨メモリが32GB以上と公式に明記されています。ゲーミングPCでクリエイティブ作業も兼ねたい場合、32GBは「快適」というより「最低ライン」に近い位置づけです。

ゲームしかしないなら16GBでも全然アリ。でも「配信も動画編集もやりたい」「将来的にやるかも」という人は、最初から32GBにしておくと安心だよ。

16GBと32GBの実際の違いを比較

POINT

fps性能差はほぼゼロ。差が出るのは「マルチタスク時の安定性」「将来性」「価格」の3点。

ゲーム中の快適さ(fps・フレームタイム)

TechSpotの14タイトル検証を参考にすると、ゲーム単体の平均fpsは16GBと32GBでほぼ同じです。Cyberpunk 2077(Medium/4K)でも、Black Myth: Wukongでも、Stalker 2でも、差は誤差の範囲。ゲームだけに注目すれば「32GBにしたからfpsが上がった」という体感はほぼ得られません。

差が出るのはフレームタイム(1%ロー値)の安定性で、メモリを大量消費するタイトルやバックグラウンドタスクが多い環境では、16GBの1%ローが32GBより明確に悪化することがあります。fps平均は同じでも、「瞬間的なカクつき」の有無に差が生まれるわけです。

将来性と業界トレンド

Steam Hardware Surveyの2026年2月データでは、32GBユーザーが56.93%と過半数を突破しました。16GBは27.47%まで減少しています。ゲーム開発者はSteamのユーザー環境を参考にして最適化のターゲットを決める傾向があるため、32GBが「標準」として前提になるタイトルが増えていく流れはほぼ確実です。

2〜3年後を見据えるなら、32GBのほうが安全なのは間違いありません。ただし、「今のゲームを今快適に遊ぶ」ことが目的なら、16GBで予算を他のパーツに回すのも合理的な判断です。GPU性能がボトルネックのほうが体感に大きく影響するため、「メモリ32GBにしてGPUのランクを落とす」のは本末転倒になりかねません。

価格差──2026年はメモリ高騰が直撃

2026年3月現在、DDR5メモリは世界的な供給不足と需要増によって価格が高騰しています。PC Watchの報道によれば、DDR5-5600の16GB×2枚組(合計32GB)が11万円を超える水準で推移。2024年時点では1万円台で購入できた同容量が、約5〜6倍に跳ね上がっている状況です。

16GB(8GB×2)

DDR5-5600:約5〜7万円前後

※2026年3月時点の実勢価格帯

VS

32GB(16GB×2)

DDR5-5600:約11〜13万円前後

※2026年3月時点の実勢価格帯

※ 価格はPC Watch、AKIBA PC Hotline!、価格.comの2026年2〜3月時点の情報を参考にしています。メモリ価格は日々変動するため、購入時に最新価格をご確認ください。

BTOのカスタマイズ画面でも、16GB→32GBへの変更で数万円の差額が発生するケースが増えています。以前なら「迷ったら32GB」と気軽に言えましたが、2026年の価格状況では「本当に32GBが必要かどうか」を吟味する価値があります。

メモリだけで10万円超え…。その分GPUに回したほうがいいのかな?

そのとおりで、メモリに予算を割きすぎてGPUのグレードを落とすのは避けたい選択です。ゲーム性能に最もインパクトがあるのはGPU。メモリ16GBと32GBのfps差がほぼゼロなのに対して、GPUのランクを1段階上げれば平均fpsが20〜40%向上するケースもあります。予算が限られている場合は「GPU優先→メモリは16GBでスタート→後から増設」というプランも検討してみてください。

メモリ増設という選択肢の注意点

このセクションの要点
「まず16GBで買って、後から32GBに増やす」は有力なプランだが、BTO購入時に確認すべきポイントが3つある。

メモリ増設は自作PCユーザーにとってはお馴染みの作業ですが、BTOゲーミングPCの場合はいくつか注意点があります。

STEP
メモリスロットの空きを確認する

デスクトップ型なら通常4スロット搭載されていますが、16GB構成(8GB×2枚)の場合、空きスロットが2つあるかどうかをBTOメーカーの製品ページまたはサポートで確認してください。中にはスロットが2つしかないモデルもあり、その場合は増設ではなく「交換」が必要になります。

STEP
メモリ規格と速度を合わせる

DDR5とDDR4は物理的に互換性がありません。また、同じDDR5でもクロック周波数が異なるメモリを混在させると、低い方の速度に合わせて動作します。増設する場合は、同じ規格・同じ速度・できれば同じメーカーの製品を選ぶのが鉄則です。

STEP
保証条件を事前に確認する

BTOメーカーによっては、自分でパーツを交換・増設するとメーカー保証の対象外になる場合があります。ドスパラやマウスコンピューターなど主要BTOメーカーの保証規定を購入前にチェックし、不安な場合はカスタマイズ画面で最初から32GBを選んでおくのが確実です。

デュアルチャネル動作を維持するために、メモリは必ず同容量×2枚組で搭載しましょう。8GB×1枚の状態から16GBに増やす際、8GB×1枚を追加するとデュアルチャネルで動作しますが、すでに8GB×2枚(16GB)の構成から32GBにしたい場合は「16GB×2枚」へ丸ごと交換するか、空きスロットに8GB×2枚を追加する必要があります。

増設の手間やリスクを考えると、BTOのカスタマイズ画面で最初から32GBを選ぶほうがトラブルは少ないです。ただし2026年のメモリ高騰下では「今は16GBで運用して、価格が落ち着いたら32GBに増設する」という戦略も十分に合理的と言えます。

用途別おすすめ構成の目安

このセクションの要点
メモリだけでなくGPU・CPUとのバランスが大切。メモリにコストをかけすぎてGPUのランクを落とすのは避ける。
用途推奨メモリGPU目安補足
フルHD・競技系ゲーム中心
(VALORANT、Apex等)
16GBRTX 4060〜
RTX 5060
メモリよりGPU・モニター(144Hz以上)を優先
フルHD〜WQHD・AAA中心
(単体プレイ)
16〜32GBRTX 4070〜
RTX 5070
MOD少なめなら16GBでも可
ゲーム+配信32GBRTX 4070以上OBS+ブラウザ+ゲームの同時起動が前提
ゲーム+動画編集・3DCG32GB以上RTX 4070 Ti以上4K編集なら64GBも視野に入る
4Kゲーミング+
マルチタスク
32GBRTX 4080〜
RTX 5080
4K環境はGPU側のVRAM容量も重視

※ GPU型番は2026年3月時点で市場に流通している主要モデルを記載しています。最新のラインナップは各メーカー公式サイトでご確認ください。

表のとおり、ゲーム単体を遊ぶだけなら16GBで問題ないケースが多い一方、「+配信」「+動画編集」が加わると32GBが安定ラインになります。予算に限りがある場合は、まずGPUのグレードを確保してからメモリの優先度を判断するのがセオリーです。

BTOカスタマイズの優先順位

GPU → CPU → メモリ → ストレージ → 電源の順番で予算を配分するのが基本です。メモリは後から増設しやすいパーツですが、GPUはマザーボードやケースの制約でアップグレードの難易度が上がります。「迷ったらGPU」が後悔しにくい鉄則です。

BTOゲーミングPCをカスタマイズする際は、構成全体のバランスを見て判断しましょう。メモリの増設で迷っている方は、フロンティアのFRONTIER公式サイトのカスタマイズ画面で、16GBと32GBの差額を確認してみるのがおすすめです。※カスタマイズ画面で構成を確認するだけなら購入確定にはなりません。

よくある質問

メモリ16GBと32GBで体感差はありますか?

ゲーム単体のfpsにはほぼ差が出ません。体感差が出るのは、配信ソフトやブラウザを同時に起動するマルチタスク環境や、20GB以上のメモリを要求する一部の重量級タイトルです。

DDR4とDDR5、メモリ容量以外に気にすべきことは?

DDR4とDDR5は物理的に互換性がないため、マザーボードがどちらに対応しているか確認が必要です。2026年の新しいBTOモデルはDDR5が主流ですが、DDR4対応モデルもまだ販売されています。DDR5のほうがデータ転送速度に優れますが、ゲームのfpsへの影響は容量ほど大きくありません。

メモリ8GBのゲーミングPCはもう使えない?

2026年時点では、ほとんどの最新ゲームで8GBは実用的ではありません。TechSpotの検証でも8GB環境ではフレームタイムの乱れが激しく、快適なプレイは困難でした。最低でも16GBを確保することを強くおすすめします。

メモリの価格高騰はいつまで続く?

メモリアナリストの予測では、2026年半ばまで価格上昇が続き、大幅な下落は2027年後半以降になる見通しです。急ぎでなければ「16GBでしのいで価格が落ち着いてから32GBに増設」も合理的な選択肢です。最新の価格動向は価格.comのメモリ売れ筋ランキングで確認できます。

ノートPC型のゲーミングPCでもメモリ増設はできる?

機種によります。メモリスロットが2つあるモデルなら増設可能ですが、オンボード(はんだ付け)で交換不可のモデルも増えています。ノート型は購入時に必要な容量を選んでおくのが確実です。

64GBにする意味はある?

ゲーム用途だけなら64GBはオーバースペックです。4K以上の動画編集、大規模な3DCGレンダリング、複数の仮想マシンを同時稼働させるような業務用途でなければ、32GBで十分対応できます。

※ 回答内容は2026年3月時点の情報に基づいています。ゲームタイトルのアップデートやドライバ更新により状況が変わる場合があります。

まとめ

この記事の結論
ゲームだけなら16GBで大半のタイトルは快適に動く。配信・動画編集・MOD環境を構築するなら32GBが安心。2026年はメモリ高騰中のため、「まず16GBで運用→価格安定後に32GBへ増設」も有力な選択肢。いずれにせよ、メモリよりGPUに予算を優先配分するのが後悔しないコツ。

メモリ選びで迷いすぎて購入が遅れるのが一番もったいない。自分の用途に合わせてサクッと決めて、ゲームを楽しもう。

購入前の確認リスト
  • 自分がプレイするゲームの推奨メモリ容量を確認したか
  • ゲーム以外に同時起動するソフト(配信・編集など)はあるか
  • BTOのカスタマイズ画面で16GB→32GBの差額を確認したか
  • メモリスロットの空きがあるか(後から増設する場合)
  • GPU・CPUとのバランスが取れた構成になっているか
コスパ重視でBTOを探すなら

メモリ・GPU・CPUのバランスが取れたBTOゲーミングPCを探している方は、フロンティアのカスタマイズ画面で構成と価格を確認してみてください。セール時は構成が変わることがあるため、購入前に必ずカスタマイズ内容をチェックしましょう。

\ カスタマイズ画面で構成を確認できます /

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