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ゲーミングPC買い時は今?2026年パーツ高騰の真相と”損しない”買い方を徹底検証

目次

2026年、ゲーミングPCはなぜこんなに高くなったのか

このセクションの要点
AI向けデータセンターがDRAM・NANDフラッシュを大量消費し、PC向けの供給が激減。2025年末からメモリ価格は約3〜5倍に跳ね上がり、BTO各社は5,000円〜数万円規模の値上げを実施しました。

2026年のゲーミングPC市場は、正直ここ数年で一番カオスな状態になっています。「ゲーミングPCを買いたいけど高すぎる」「いつ買えば損しないのかわからない」——SNSや掲示板でこういう声を見ない日がないほどです。

この記事では、パーツ価格高騰の背景を整理しつつ、2026年にゲーミングPCを買うべきタイミングと、今の相場でもコスパの良いモデルをデータに基づいて検証していきます。先に結論を言ってしまうと、「必要な人は”今のセール品”を狙うのが最善手」です。待つメリットが少ない理由は、この先を読めば納得していただけるはずです。

この記事の結論
2026年中にメモリ・SSD価格が2025年夏の水準に戻る見込みはほぼゼロ。ガートナーは2026年末までにDRAM+SSD価格が合計130%上昇すると予測しており、待てば待つほど得になる保証はありません。「欲しいタイミング=買い時」が現実的な最適解です。ただしセール品・決算モデルを狙えば、高騰前に近い実質価格で購入できるケースもあります。この記事ではGPコスパ指数で「今買っていいモデル」を3台厳選して紹介します。
今すぐおすすめを見たい方へ

フロンティアの春の特選セールでRTX 5060 Ti搭載モデルが189,800円〜。セール品の在庫は限られているので、先にチェックしておくのがおすすめです。

FRONTIERの春の特選セールを見る(3月13日15時まで)

ゲーミングPCが欲しいんだけど、ネットで「今は買うな」って声もあるし、迷ってるんだよね…

気持ちはわかります。ただ「待てば安くなる」と断言できる状況でもないんです。まずは高騰の原因を正しく理解しましょう。

AIデータセンターがメモリとSSDを”食い尽くす”構造

今回の高騰は、円安やGPU不足といった過去の値上げとは根本的に性質が異なります。最大の原因は、AIサーバー向けにDRAMとNANDフラッシュの生産リソースが集中し、一般向けPC用の供給が構造的に不足していることです。Samsung、SK Hynix、Micronの大手3社は、利益率の高いHBM(High Bandwidth Memory)やサーバー向けDDR5の製造を優先しています。

調査会社TrendForceは、2026年第1四半期にDRAM価格が前四半期比で最大90〜95%上昇すると予測を上方修正しました(参考:Gadget Gate「DRAM価格、前期比で最大110%増との予測」)。当初の予測は55〜60%でしたが、わずか1ヶ月で大幅に引き上げられたかたちです。PC Watch の報道によると、DDR5-5600の16GB×2枚セットは2025年夏の約5倍にまで値上がりし、2026年に入っても高止まりが続いています(参考:PC Watch「メモリ16GBペアが11万円超え!?」)。

さらに日経新聞の3月初旬の報道では、DRAM大口取引価格の指標であるDDR4型8ギガビット品が1月の1ヶ月だけで約2倍に急騰したとのことです。正直なところ、これはもう「いつ戻るか」ではなく「どこまで上がるか」のフェーズに入っています。

なぜAI向けメモリが一般PCの価格に影響するのか

メモリの製造ラインはDRAM(PC用メモリ)もHBM(AI用メモリ)も同じ半導体工場で作られます。メーカーがHBM生産に設備を振り向けると、その分だけPC用DRAMの生産量が減少します。需要と供給のバランスが崩れ、PC用メモリの単価が急騰する仕組みです。GIGAZINEの報道では、2026年後半には供給回復の可能性も示唆されていますが、それでも2025年夏の水準に戻ることは考えにくいとされています。

SSD(NANDフラッシュ)も同じ構造で値上がりしています。I-O DATAは2026年1月14日からSSD・USBメモリを最大54.8%値上げすると発表し、実際に改定が実施されました。Crucialブランドは2026年2月をもって消費者向け製品の出荷を完了しており、パーツ単体の入手性は悪化の一途をたどっています。

ガートナーが2026年2月に発表した最新予測によると、2026年末までにDRAM+SSDの価格は合計130%上昇する見通しです。PCの平均価格は2025年比で17%上昇し、500ドル未満のエントリーPC市場は2028年までに消滅する可能性すらあるとのことです(参考:ASCII.jp「2026年、PC・スマホ一斉値上げへ」)。個人的に、この予測は少しペシミスティックすぎる気もしますが、「安くなる」方向の材料がまったく見当たらないのは事実です。

BTOメーカー各社の値上げ実態まとめ

パーツの高騰はBTOゲーミングPCの価格にダイレクトに反映されました。国内最大級のBTO検索サイト「gg」の月次レポートでは、2025年12月〜2026年1月にかけて全性能帯で相場が上昇したと報告されています(参考:PR TIMES「gg 月次レポート」)。

+10,339
エントリー相場(1月)
+14,500
ミドル相場(1月)
+65,680
ハイエンド相場(1月)

※ gg「ゲーミングPC相場チェックツール」2026年1月データ。エントリー:RTX 5060/5050/4060 Ti等、ミドル:RTX 5070/5060 Ti等、ハイエンド:RTX 5090/5080/5070 Ti等。

特にハイエンドクラスの上昇が目立ちます。RTX 5090搭載モデルは1ヶ月で約31万円値上がりした構成もあったというから驚きです。マウスコンピューターは2025年12月23日から1月4日まで、mouse/NEXTGEAR/GTUNE/DAIVの全ブランドでWeb販売を一時停止するという異例の対応を取りました(その後1月5日より順次再開)。PC Watchのメーカーアンケートでは、4割以上のPCメーカーが「2025年中または2026年1〜3月の購入を勧める」と回答しています(参考:PC Watch「2026年、PCを値上げする?しない?」)。

一方で、エントリー帯はRyzen 7 5700X+RTX 5060の構成が約22万円で横ばいを維持するなど、全モデルが一律に暴騰しているわけではありません。構成の選び方次第で、高騰の影響を最小限に抑えることは十分に可能です。

じゃあ、いつ買えばいいのか?——3つのシナリオで冷静に判断する

POINT

「待てば安くなる」は2026年に限っては成立しにくいです。購入判断は”いつ下がるか”ではなく、”自分がいつ必要か”で決めるのが合理的です。

「買い時」の答えは、読者の状況によって変わります。ここではシンプルに3つのシナリオに分けて、それぞれのメリット・リスクを整理してみました。

シナリオ①「今すぐ」セール品を狙い撃ちする

結論から言うと、「今すぐ必要な人」にとっては、現在のセール品を逃す方がリスクです。2026年3月時点では、フロンティアの「春の特選セール」やドスパラの「GALLERIA SPRING CAMPAIGN」、パソコン工房の「決算ウルトラ還元祭」など、各社がセールを展開中です。メモリ高騰の影響は価格に反映されているものの、セール品はメーカーが在庫パーツを先行確保した分で組まれていることが多く、通常価格と比べて数万円安い場合があります。

たとえばフロンティアの春の特選セールでは、Ryzen 7 9700X+RTX 5070搭載モデルが284,800円(税込)で販売されています(参考:FRONTIER公式「春の特選セール」)。同等構成の他社モデルが30万円台中盤であることを考えると、セール品は明確にお得です。これは実際にフロンティアの公式サイトを確認して比較した数字なので、信頼性は高いと考えています。

セール品は台数限定・完売次第終了のケースが大半です。3月は各メーカーの決算期と重なるため、むしろ年間で最もセール品が充実する時期でもあります。「次のセールを待とう」と考えている間に、同じ構成がさらに値上がりしている可能性も十分にあります。

シナリオ②「2026年夏(6〜8月)」需要減退を待つ

「今すぐは急がない」という人にとって、1つの目安となるのが2026年夏(6〜8月)です。理由は2つあります。

  1. 法人のWindows 10 EoS(サポート終了)対応需要が2025年中にピークアウトし、2026年前半は法人PC需要が20〜30%縮小するとIDC Japanが予測しています(参考:ITmedia「いつまで続く? IDCアナリストに聞く値上げ時代の賢いPC調達術」)。法人需要の減少はメモリ供給の余裕につながる可能性があります。
  2. ドイツでの調査によれば、デスクトップ向けDDR5メモリは2026年1月中旬に価格上昇が止まり、1〜2月は横ばいで推移しました(参考:Game*Spark「PC向けメモリ価格高騰は小休止?」)。高騰ペースの鈍化は、夏に向けた緩やかな下落の兆候とも読み取れます。

ただ、注意しておきたいのはメモリ価格が2025年夏の水準に戻ることは期待できないということです。あくまで「高止まりから少し下がるかもしれない」程度のシナリオです。夏のボーナスセールと組み合わせれば、現在よりも数千〜1万円程度安く買えるかもしれません。ただ正直なところ、その差額のために半年ゲームを我慢するのが合理的かどうかは、人によるでしょう。

シナリオ③「2027年以降」供給回復を待つ

「劇的に安くなるまで待つ」というスタンスですが、少なくとも2026年中の供給回復は見込めないというのが複数のアナリストの一致した見解です。メモリ製造設備の拡張には通常2〜3年かかり、仮に今日メーカーが増産を決定しても市場に出回るのは2028年頃になります。ITmediaの取材によると、需給が本格的に回復するのは2028年になるとの見通しが示されています。

GIGAZINEの報道では2026年後半に供給回復の可能性も示唆されてはいますが、これについてはやや懐疑的です。というのも、AI需要の伸びが当初の予測を上回り続けているため、仮にPC向け供給が増えても、それ以上にAI向け需要が吸収してしまう可能性が高いからです。

過去のGPU不足のときもそうでしたが、「待てば安くなる」と思って1年以上待った結果、結局買えなかったという人は少なくありません。「待つコスト」にはゲームを楽しめない時間も含まれますよ。

今買うメリット
  • セール品なら高騰前に近い価格で買える場合がある
  • すぐにゲーム・配信・クリエイティブ作業を始められる
  • メモリ・SSDがさらに値上がりした場合のリスクを回避できる
  • 3月は決算期でセール品が年間で最も充実する時期
今買うデメリット
  • 通常価格は2025年夏と比べて明確に高い
  • 夏以降にわずかに安くなる可能性はある
  • 次世代パーツ(RTX 50 SUPER等)の登場で型落ちリスクがある

高騰相場でも”買い”のモデルはどれ?——GPコスパ指数で判定してみた

このセクションの要点
高騰相場でも、GPコスパ指数が80以上なら「標準的〜優秀なコスパ」と判断できます。セール品の中には指数100超えのモデルも存在します。

「今の相場で本当に買う価値があるのか」——これはずっと気になっていたポイントです。そこで当サイト独自のGPコスパ指数を使って3つの価格帯でおすすめモデルを分析してみました。数字で見ると、感覚だけで「高い・安い」を判断するよりずっとクリアになります。

GPコスパ指数とは

算出式:(3DMark Time Spyスコア ÷ 実売価格(税込・万円単位))× 100
例:Time Spy 22,500pt ÷ 28.48万円 × 100 = 79.0
120以上=圧倒的コスパ、100〜119=優秀、80〜99=標準、60〜79=やや割高、60未満=割高。静音性・デザイン・サポート品質など数値化できない価値は反映されない点にご注意ください。

予算20万円前後|まずはここから。エントリークラスの”堅い”一台

エントリー帯イチオシ

FRONTIER FRGHLB550/WS0305(RTX 5060 Ti 16GB)

Ryzen 7 5700X+RTX 5060 Ti 16GB+32GB DDR5メモリ+1TB SSD搭載。春の特選セール価格で189,800円(税込)。VRAM 16GBモデルのRTX 5060 Tiをこの価格帯で買えるのは、フロンティアのセール品ならではです。

15,301pt
Time Spy(参考値)
189,800
セール価格(税込)
80.6pt
GPコスパ指数

※ Time SpyスコアはRTX 5060 Ti 16GBの一般的なベンチマーク結果(3DMark公式データ・各レビューサイト参照)を参考値として使用。nanoreview.netでは16,029pt、nunogameblog.jpでは15,301ptと、計測環境により差があります。価格は2026年3月9日時点のFRONTIER公式セール価格。

GPコスパ指数は80.6で「標準的」の水準です。高騰前であれば90以上が当たり前でしたが、現在の相場で80を超えているなら十分に「買い」の範囲でしょう。RTX 5060 Tiの16GB版はVRAM容量に余裕があり、フルHDなら最新タイトルでも144fps+を狙える性能です。見落としがちなポイントですが、8GB版ではなく16GB版を選べるのが重要で、今後のゲームのVRAM要求増に備えられるのは大きなメリットです。

FRONTIER「春の特選セール」でのこのモデルの最新価格・在庫はFRONTIER公式サイトで確認できます。※セール中は構成が変わることがあるため、購入前に必ずカスタマイズ画面をチェックしてください。

予算28〜35万円|最も推す”ちょうどいい”ミドルクラス

ミドル帯イチオシ

FRONTIER FRGHLMB650/WS0216(RTX 5070)

Ryzen 7 9700X+RTX 5070 12GB+32GB DDR5メモリ+1TB SSD搭載。春の特選セール価格で284,800円(税込)。RTX 5070搭載モデルとしては競合より2〜3万円安く、構成のバランスも良好です。

フルHD最高
165fps+
WQHD最高
110fps前後
4K最高
60fps前後

※ fps値はRTX 5070搭載環境における各レビューサイトの平均的なベンチマーク結果を参考にした目安値です。ゲームタイトル・設定により大きく変動します。

RTX 5070のTime Spyスコアは、the比較の検証で約22,507pt、ITmediaの検証で約21,760ptとサイトにより幅があります(参考:ITmedia「GeForce RTX 5070の実力をチェック!」)。仮にITmedia値の21,760ptで計算すると、GPコスパ指数は76.4で「やや割高」に入ります。ただ、RTX 5070搭載BTOの平均相場が34.4万円であることを考えると、セール価格で約6万円安い計算になります。相場比では十分にコスパ優秀と言っていいでしょう。

WQHDでもほとんどのタイトルで100fps以上を確保でき、今後3〜4年は快適にゲームを楽しめるスペックです。CPUもRyzen 7 9700Xの最新世代で、ボトルネックの心配もありません。個人的には「迷ったらこれ」と言える一台です。

予算35万円以上|”相場を考えたら異常に安い”ハイエンドの掘り出し物

ハイエンド帯イチオシ

FRONTIER FRGHLB860/WS0205(RTX 5070 Ti)

Core Ultra 7 265KF+RTX 5070 Ti 16GB+32GB DDR5メモリ+1TB SSD搭載。セール価格で359,800円(税込)。RTX 5070 Ti搭載モデルの相場が45万円超であることを考えると、8〜9万円安い掘り出し物です。

RTX 5070 TiのTime Spyスコアは約25,448pt(Core Ultra 9 285K環境、参考:ドスパラ公式ベンチマーク)。Core Ultra 7 265KF環境では若干低くなり、24,000pt前後と推定されます。359,800円で計算するとGPコスパ指数は約66.7。数字だけ見ると「やや割高」ですが、ハイエンド帯は構造的に指数が低くなるものです。相場の50.9万円と比較して約15万円安いのは、正直驚きました。

ハイエンド帯はメモリ高騰の影響を最も強く受けている価格帯です。通常価格での購入はおすすめしにくいですが、セール・決算モデルなら「今の相場を考慮しても買い」と判断できるモデルが存在します。

3モデルをまとめた比較は以下の通りです。

項目★ミドル帯おすすめ★エントリー帯ハイエンド帯
モデル名FRONTIER FRGHLMB650/WS0216FRONTIER FRGHLB550/WS0305FRONTIER FRGHLB860/WS0205
GPURTX 5070 12GBRTX 5060 Ti 16GBRTX 5070 Ti 16GB
CPURyzen 7 9700XRyzen 7 5700XCore Ultra 7 265KF
メモリ32GB DDR532GB DDR532GB DDR5
ストレージ1TB NVMe SSD1TB NVMe SSD1TB NVMe SSD
価格(税込)284,800円189,800円359,800円
GPコスパ指数76.480.666.7
こんな人向けWQHDゲーミングで長く使いたい人フルHDで最新ゲームを快適に遊びたい人4KやWQHD高fps環境を求める人
総合評価

※ 価格は2026年3月9日時点のFRONTIER春の特選セール価格(税込)。Time Spyスコアは3DMark公式・ITmedia・ドスパラ公式ベンチマークの公開データを参考にした推定値。GPコスパ指数は当サイト独自の算出指標です。

やっぱりミドル帯が一番バランスいいのかな?フルHDしか使わないならエントリーでも十分?

フルHD+144Hzモニターならエントリー帯で十分です。WQHDモニターを持っている、または将来的に移行したい人はミドル帯が安心ですね。

今回紹介した3モデルの最新セール価格はFRONTIER公式サイトの春の特選セールページでご確認ください。※セールは3月13日(金)15時まで。完売次第終了です。

高騰相場でゲーミングPCを最安で手に入れる——実践した5つのテクニック

このセクションの要点
高騰相場でも、買い方を工夫すれば実質数万円の差が生まれます。メーカー選び・時期・構成の3軸で最適化するのがカギです。
STEP
フロンティアの週替わりセールを最優先でチェックする

フロンティアは毎週木曜〜翌週木曜でセール品を入れ替えており、BTOメーカーの中で最もセール頻度が高いです。同じGPU・CPU構成でも他社より2〜5万円安いケースが多く、高騰期のコスパ最強メーカーと言って差し支えありません。決算は2月末なので、2〜3月の決算セールは特に狙い目です。

STEP
ドスパラの「買取キャンペーン」+「下取りサービス」を活用する

ドスパラでは現在、「パソコン買取キャンペーン」を実施中です。買取査定額に応じて最大5万円分のドスパラポイントが還元されます。また、新品購入時の「下取りサービス」では古いPCの下取りで3,000円OFFになるサービスも継続中です。旧PCが自宅に眠っているなら、買取に出してポイント還元を受けたうえで新品を購入するのが賢いやり方です。壊れたPCでも対象になるケースがあるので確認してみる価値はあります(参考:ドスパラ公式 ゲーミングPC一覧)。

STEP
AMD Ryzen構成を選ぶことでCPUコストを抑える

Intel Core Ultra搭載モデルとRyzen搭載モデルでは、同じGPUでも2〜5万円の差が出ることがあります。ggのレポートでも、RTX 5070 Ti × Ryzen 7 7700Xの構成は月内に約6.7万円値下がりしたのに対し、Intel構成は値上がり傾向でした。ゲーム用途であればRyzen 7 5700XやRyzen 7 9700Xで十分な性能が得られるので、意外とここで節約できます。

STEP
メモリ16GBモデルを選んで後から自分で増設する

メモリが最も高騰しているパーツである以上、BTO購入時は16GBで抑え、価格が落ち着いた時点で自分で32GBに増設するという手もあります。ただし、最近のBTOはメモリスロットが2本しかないモデルも多いので、購入前にスロット数を必ず確認してください。16GB×2枚→32GB×2枚への交換が想定される場合、16GB×1枚構成のモデルは避けるべきです。

STEP
「gg」で相場価格を常にモニタリングする

BTO検索サイト「gg(ゲーミングPC相場チェックツール)」を使えば、GPU×CPU構成ごとの相場をリアルタイムで確認できます。同じ構成でもメーカーによって価格が大きく異なるため、購入前の比較は必須です。毎週ggをチェックしていますが、同じRTX 5070構成でもメーカー間で5万円以上の差があることは珍しくありません。

メモリやSSDの後付け増設は、BTOメーカーによっては保証対象外になる場合があります。増設を検討する場合は、購入前にメーカーの保証規約を必ず確認してください。

公式サイトには書いていない——”高騰相場ならでは”の注意点

ここからは、スペック表やセール情報だけでは分からない、今の相場特有のリアルな注意点をお伝えします。

まず一つ目。「セール品の構成変更」に気をつけてください。高騰期のセール品は、在庫パーツの状況によってメモリメーカーやSSDのブランドが予告なく変更されることがあります。フロンティアの公式サイトにも注意書きがあるように、セール品は構成が流動的です。購入前にカスタマイズ画面で最終構成を確認するのは必須です。

二つ目は、「16GBモデルと32GBモデルの価格差がおかしい時期がある」ということです。通常なら5,000〜10,000円程度の差で済む16GB→32GBのアップグレードが、メモリ高騰期には2〜3万円の差額になっているケースがあります。32GBモデルが標準搭載されているセール品を選ぶのが最も効率的です。

三つ目。これは意外でしたが、自作PCよりBTOの方が安い局面が出てきています。通常期は自作の方がコスパが良いですが、今はメモリ・SSDの単品価格が暴騰しているため、BTOメーカーが大量仕入れで先行確保したパーツの恩恵を受けたほうが結果的に安上がりになることもあります。

よくある質問(FAQ)

メモリ・SSDの高騰はいつまで続きますか?

複数の調査会社の予測を総合すると、2026年中に2025年夏の水準に戻る可能性はほぼゼロです。ガートナーは2026年末までにDRAM+SSD価格が合計130%上昇すると予測しています。ITmediaのIDCアナリスト取材では、需給の本格回復は2028年になるとの見通しが示されています。ドイツ市場のデータでは2026年1〜2月に高止まりの兆候がありますが、あくまで「上昇ペースが鈍化」しただけで、下落に転じたわけではありません。

ゲーミングPCの値上がり幅はどれくらいですか?

ggの月次レポートによると、2026年1月時点でエントリークラスが約1万円、ミドルクラスが約1.5万円、ハイエンドクラスが約6.5万円の値上がりです。構成によっては30万円以上上昇したケースもあります。ただし全モデルが一律に上がっているわけではなく、Ryzen搭載のエントリーモデルなどは比較的安定しています。

RTX 5070とRTX 5060 Ti、どちらを選ぶべきですか?

フルHD環境がメインならRTX 5060 Tiで十分です。WQHDモニターを使う、または将来的に移行予定の方はRTX 5070が安心です。3DMark Time Spyのスコアで比較するとRTX 5070が約22,000pt前後、RTX 5060 Tiが約15,300〜16,000pt前後と、約30〜40%の差があります。予算が許すならRTX 5070の方が長く使えるでしょう。

自作PCとBTOでは、どちらが安く済みますか?

通常期は自作の方が安くなるケースが多いですが、2026年現在はメモリ・SSDの単品価格が高騰しているため、BTOメーカーが大量仕入れで確保したパーツの方が安いことがあります。特にフロンティアのセール品は、自作で同等構成を組むよりBTOの方が安いケースも報告されています。Crucialブランドの出荷が2026年2月に完了したこともあり、個人での信頼性の高いパーツ調達は以前より難しくなっています。

今セール中のゲーミングPCはどこで探せますか?

2026年3月時点で注目のセールは、フロンティアの「春の特選セール」(3月13日まで)、ドスパラの「GALLERIA SPRING CAMPAIGN」+パソコン買取キャンペーン、パソコン工房の「決算ウルトラ還元祭」(3月31日まで)です。各メーカーのセール情報は公式サイトで最新情報を確認してください。BTO横断で価格を比較したい場合は「gg」(good-gamers.jp)が便利です。

メモリ32GBと16GBではゲームに差が出ますか?

2026年時点の最新ゲームでは、32GBあると安心です。16GBでもプレイ自体は可能ですが、裏でブラウザや配信ソフトを立ち上げるとメモリが不足するシーンが出てきます。予算的に厳しい場合は16GBモデルを購入し、後から増設する方法もありますが、メモリスロット数と保証規約の事前確認は必須です。

ノートPCとデスクトップ、高騰時期にはどちらがおすすめですか?

高騰時期こそデスクトップをおすすめします。ノートPCはメモリ増設やSSD交換が困難なモデルが多く、購入時の構成がほぼ固定になるからです。デスクトップなら「まず16GBで購入→後から32GBに増設」という柔軟な対応ができます。コスパの面でも、同等性能のノートPCはデスクトップより5〜10万円高い傾向があります。

まとめ|2026年のゲーミングPC、結局どうすればいいのか

この記事の結論
2026年のゲーミングPCは「必要なタイミング=買い時」です。メモリ・SSD高騰の収束時期は不透明で、待つメリットが少ない状況です。ただし、買い方次第で数万円の差は出ます。セール品狙い・AMD構成選択・相場モニタリングの3つを徹底すれば、高騰相場の中でも後悔しない買い物ができます。

過去のGPU不足のときもそうでしたが、「待てば安くなる」と思って1年以上待った結果、結局買えなかったという人は少なくありません。今回のメモリ高騰はAI需要という構造的な要因が背景にあるので、短期的な解決は難しいです。遊びたいゲームがあるなら、セール品を賢く選んで今行動する。それがおすすめです。

こんな人におすすめ
  • 今すぐゲーミングPCが欲しい人 → フロンティアの春セール品(RTX 5060 Ti搭載189,800円〜)を狙う
  • WQHDで快適に遊びたい人 → RTX 5070搭載のセール品(28万円台)がコスパ良好
  • できるだけ安く買いたいが少し待てる人 → 2026年夏のボーナスセール時期を目安に、ggで相場を追い続ける
  • 高騰が気になって踏み切れない人 → GPコスパ指数80以上のモデルなら、現在の相場でも「買い」判定
  • 旧PCを持っている人 → ドスパラの買取キャンペーン(最大5万ポイント還元)を活用して実質値引き
購入前の確認リスト
  • プレイしたいゲームの推奨スペックを確認したか
  • 使用するモニターの解像度に合ったGPUを選んでいるか(フルHD:RTX 5060 Ti以上、WQHD:RTX 5070以上)
  • メモリは32GB搭載されているか(16GBの場合は増設可能か確認)
  • SSDは最低1TB以上あるか(500GBは最新ゲームだとすぐ不足する)
  • セール・キャンペーンの適用を確認したか
  • カスタマイズ画面で最終的な構成と価格を確認したか
  • メモリスロット数と保証規約を確認したか(増設予定の場合)
今すぐセール品をチェックする

フロンティアの春の特選セールは2026年3月13日(金)15時まで開催中です。RTX 5060 Ti搭載モデルが189,800円〜、RTX 5070搭載モデルが284,800円〜。完売次第終了のため、迷っているなら、とりあえず公式サイトだけでも覗いてみてください。構成を確認するだけなら無料ですし、カスタマイズ画面で最終価格も確認できます。

\ 春の特選セール開催中/

カスタマイズ画面でメモリやSSDの変更も可能です。購入前にカスタマイズ内容を確認できます(購入確定ではありません)。

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▶ 関連記事:RTX 5070搭載おすすめBTO 5選|コスパで選ぶならこのモデル

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