1万円台で買えるゲーミングチェアとして圧倒的な知名度を持つGTRACING。ただし「GTRACING やめとけ」「すぐ壊れる」「腰が痛い」というネガティブな声も少なくありません。本記事ではGTRACINGの評判を実購入者の口コミから整理し、後悔しない人・やめたほうがいい人の条件を、上位モデルAIMchairとの比較も交えて解説します。筆者はBTO・ゲーミングデバイスを15年以上見てきた立場で、価格相応の割り切りラインを明確にします。
A. 悪いわけではなく「価格相応」が正確です。1万円台の中では座面の厚みやリクライニング機能が充実している一方、長期耐久や仕上げの粗さは上位機に劣ります。
- 結論:価格重視・初めてのゲーミングチェアならGTRACINGはアリ
- 価格帯:1万円台前半〜2万円台(2026年5月時点・公式/Amazon)
- 強み:165度リクライニング・オットマン付きで2万円以下、組み立て後の見栄えが価格以上
- 注意点:長時間作業・腰痛対策・身長180cm超・10時間/日以上の使用には不向き
- 代替案:長期使用・腰痛重視ならAIMchairなど4〜5万円帯の比較必須

1万円台って安すぎてちょっと不安…。すぐ壊れたりしないのかな?



「即壊れる」ということは少ないんじゃ。ただし1日10時間以上座る用途や、180cm超の高身長だと不満が出やすい。記事の中で「向く人・向かない人」を細かく分けたぞ。
GTRACINGとはどこの国のメーカー?まず知っておきたい基本情報
GTRACINGは中国・上海の武狄実業(上海)有限公司が展開するゲーミングチェアブランドですか? 答えはYesです。2011年設立、2017年からGTRACINGブランドの製品を本格展開し、日本では2021年にジーティーレーシング株式会社として現地法人を構えています。
つまりGTRACINGは「無名の中華ノーブランド」ではなく、日本法人を持つ中国系ブランドという位置づけです。サポートや返品対応は日本語で完結し、公式ストアでは30日返品交換・1年間の部品交換保証が用意されています(出典:GTRACING公式サイト、取得日:2026年5月21日)。
本社:中国・上海/日本法人:ジーティーレーシング株式会社/設立:2011年/販売チャネル:公式EC・Amazon・楽天/保証:1年間(部品交換無償)/返品:公式30日以内可。価格帯は1万円台前半〜2万円台が中心で、Amazonのゲーミングチェアカテゴリで定常的に上位を占めています。
※ 出典:GTRACING公式サイト(https://gtracing.co.jp/)、取得日:2026年5月21日
「GTRACING やめとけ」と言われる5つの理由
なぜネット上で「GTRACING やめとけ」という声が定期的に上がるのですか? 答えは、価格を絞り込むために犠牲になっている要素がはっきり存在し、その期待値ギャップが口コミに表れるからです。
実購入者のレビューを横断的に確認すると、不満の論点はおおむね5つに集約されます。順に見ていきます。
- 長期使用でギシギシ音が出やすい(1年〜2年で発生報告多数)
- PUレザーが2〜3年でひび割れ・剥がれを起こす個体がある
- 身長180cm以上だとヘッドレスト位置・背もたれ長が合いにくい
- 長時間作業では腰サポートが弱く感じる声がある
- 組み立て時にネジ穴のズレ・部品精度のばらつきが報告される
理由1:1〜2年でギシギシ音が出やすい
もっとも多い不満が、半年〜2年ほどで重心移動のたびにギシギシ・キシキシと音が鳴る現象です。複数の長期使用レビューで「リクライニング機構や脚部の継ぎ目から鳴る」と報告されています(参照:izuka-effects.com「4年間使ってみた感想」、toda3.net「1年半使った感想」など、取得日:2026年5月21日)。
原因の多くはネジの緩みや金属同士の擦れで、定期的な増し締めとシリコンスプレーである程度抑えられます。ただし「無音を期待する」と確実に裏切られるラインです。
理由2:PUレザーの経年劣化が早い
定番のレザータイプ(GT002など)は合成皮革(PUレザー)です。PUレザーは本革と違って加水分解により2〜3年でひび割れ・粉吹き・剥離が起きやすい素材で、これはGTRACINGに限らず2万円以下の合成皮革チェア全般の弱点です。
長期使用を前提にするならファブリックモデルやメッシュタイプの方が劣化は遅くなります。レザーの高級感を取るか、長持ちを取るかの判断が必要です。
理由3:高身長ユーザーには小さい
GTRACINGの主力モデルは身長160〜180cm程度に最適化されています。180cm超のユーザーからは「ヘッドレストが首ではなく後頭部下に当たる」「座面の奥行きが太ももを支えきれない」というレビューが目立ちます(参照:gadgeneko.jp、取得日:2026年5月21日)。
183cm以上の方は、後述するAIMchairなどLサイズ展開のある上位ブランドを最初から検討した方が結果的に安く済みます。
理由4:長時間作業だと腰サポートが弱い
ランバーサポート(腰当てクッション)は紐で吊り下げる方式が中心で、形状が体にきっちりフィットしないという指摘があります。1日8〜10時間のデスクワークだと、3〜4時間目以降に腰の張りを感じるという声が複数あります。
逆に「ゲーム数時間+食事や家事で離席を挟む」使い方なら十分許容範囲です。ここが、GTRACINGが「短時間利用なら満足度が高い」と言われる理由です。
理由5:組み立て品質に個体差がある
「ネジ穴が合わない」「説明書がわかりにくい」というのは、GTRACINGに限らず中華系格安チェアで共通の弱点です。ただしGTRACINGは日本法人がサポート窓口を持っているため、部品交換対応はスムーズだったという報告が比較的多いのは救いです。



組み立てで1箇所ネジ穴がズレてたけど、問い合わせたら新しい部品をすぐ送ってくれた。価格を考えれば十分満足。
それでもGTRACINGが売れ続ける3つの理由
悪い口コミがある一方でAmazonランキング上位を維持し続けているのはなぜですか? 答えは、価格に対する機能の盛り具合が突出していて、初めての1脚としての満足度が高いからです。
- 1〜2万円台で165度リクライニング+オットマン付きが買える
- クッションが厚く、ファースト1脚としての満足度が高い
- 日本法人によるサポート・1年保証・30日返品制度がある
価格対機能のバランスが圧倒的
定番のGT002シリーズは1万円台で165度リクライニング・3D(または2D)アームレスト・ランバーサポート・ヘッドレストを揃えます。同じスペックを国内系ブランドで揃えると3万円以上、Secretlab等の海外プレミアム機なら7万円超になるのが普通です。
「とりあえずゲーミングチェアという形のイス」を所有する満足感を、最小コストで得られるのがGTRACINGの最大の価値です。
座面クッションの厚みが価格以上
多くのレビューで共通して評価されているのが、座面クッションの厚みと反発のバランスです。安価なオフィスチェアにありがちな「半年でクッションが潰れる」現象は比較的少なく、購入直後の座り心地満足度は高い傾向にあります。
日本法人サポート・保証体制
1年間の部品交換無償保証、公式ストア購入なら30日間返品交換可。中華格安ブランドにありがちな「壊れたら泣き寝入り」というリスクが小さいのは、最初の1脚として選ぶ上で大きな安心材料です。
※ 出典:GTRACING公式サイト保証ページ、取得日:2026年5月21日
GTRACINGの安い理由|なぜここまで値下げできるのか
同等スペックの国内ブランドと比べて半額以下で買えるのはなぜですか? 答えは「中国本土での自社生産」「ネット直販中心」「広告費を抑えたAmazon主力販売」の3点で固定費を圧縮しているからです。
① 中国・上海の自社工場で生産することで人件費と中間マージンを圧縮、② 実店舗を持たずAmazon・公式ECに販売を集中、③ 高価な本革やイタリアンレザーではなくPUレザー・ファブリックなど量産可能素材を採用。これらの組み合わせで、同等構造のチェアより1万〜3万円安い価格を実現しています。
裏を返すと、安さの源泉が「素材グレード」と「店舗での試座機会」を犠牲にした上で成立しているということ。これがそのまま「やめとけ」派の論拠にもなっています。



「安かろう悪かろう」ではなく「安いなりに割り切った設計」と捉えるのが正しい。期待値さえ間違えなければ満足度の高い買い物になるんじゃ。
GTRACINGとAIMchairを徹底比較|価格差3万円の意味
GTRACINGとAIMchairではどちらを選ぶべきですか? 答えは利用時間と腰痛リスクで分かれます。1日4時間未満ならGTRACING、4時間以上の作業+ゲームならAIMchairが現実的です。
同価格帯で比較するとGTRACINGの優位性は揺るぎませんが、AIMchair(4万円台)は腰サポート・耐久性・身長対応幅で明確に上位です。実態を整理します。
| 比較項目 | GTRACING | ★長期重視★ AIMchair |
|---|---|---|
| 価格帯 | 1万円台〜2万円台 | 4万円台〜5万円台 |
| 素材 | PUレザー / ファブリック | 耐久強化ファブリック中心 |
| ランバーサポート | 吊り下げクッション式 | 追従式 / 固定式 |
| 身長対応 | 〜180cm目安 | 〜190cm前後対応モデルあり |
| 保証期間 | 1年 | 製品により2〜3年 |
| 向く使い方 | 短時間ゲーム・初めての1脚 | 長時間作業・腰痛対策・買い替え組 |
| こんな人に合う | 2万円以下で完結したい人 | 5年以上使い込みたい人 |
※ 上記データを引用する際は当サイトURLへのリンクをお願いします。引用元:ゲーミングPCのトリセツ(https://gamingpc-torisetsu.jp/)、取得日:2026年5月
価格差は約3万円ですが、AIMchairは追従型ランバーサポートと高耐久ファブリックで、5年スパンで見ると「年間コスト」はむしろ近づくケースもあります。短期で買い替え前提ならGTRACING、長期投資ならAIMchairという軸で考えるのが現実的です。
GTRACINGで後悔しない人・やめたほうがいい人
結局、自分はGTRACINGを買って良いのですか? 答えは「予算2万円以内」「身長180cm以下」「1日4時間程度の使用」のすべてに当てはまるならGoサインです。1つでも外れる人は上位機の検討を強く推奨します。
- 初めてゲーミングチェアを買う人
- 1日の使用時間が4時間以内
- 身長160〜178cm前後
- 2〜3年で買い替えていい前提
- 予算2万円以内で完結させたい
- オットマンで休憩したい
- 1日8時間以上のデスクワーク中心
- すでに慢性腰痛がある
- 身長183cm以上 or 体重100kg超
- 5年以上同じチェアを使いたい
- 静音性に厳しい(配信・収録用途)
- 高級感ある質感を最優先



「やめたほうがいい人」に1つでも当てはまるなら、最初から4〜5万円帯を選ぶ方が結局安く済むんじゃ。安物買いの銭失いで一番多いのが「結局2年で買い直して合計5万円」というパターンじゃからの。
\ 2万円以下で完結したい人向け /
\ 長時間作業・腰痛対策を重視する人向け /
GTRACINGのおすすめモデル|目的別の選び方
GTRACINGの中ではどのモデルを選べばいいですか? 答えは「迷ったらGT002F」、ファブリック派なら「GT200」、座椅子タイプなら「GTWD」が定番ルートです。
| モデル | 素材 | 特徴 | 合う人 |
|---|---|---|---|
| GT002 / GT002F | PUレザー | 定番。オットマン付き(F)あり | 初めての1脚 |
| GT200 | ファブリック | 通気性・夏向き | 蒸れが気になる人 |
| GT099 | PUレザー | 165度フルフラット | 仮眠も取りたい人 |
| GTWDシリーズ | PU / ファブリック | 座椅子タイプ | 床座り生活の人 |
※ モデル仕様は変更されることがあります。最新情報は公式サイトをご確認ください。出典:GTRACING公式サイト、取得日:2026年5月21日
レザー特有のしっとりした座面が好きならGT002系、夏場の蒸れが気になるならファブリックのGT200、フルフラットで仮眠も視野ならGT099というのが目安です。
GTRACINGを長く使うための実践テクニック
GTRACINGを少しでも長持ちさせる方法はありますか? 答えはYesです。ギシギシ音とレザー劣化は、定期メンテで体感寿命を1〜2年延ばせます。
付属の六角レンチで、座面下と背もたれ接続部のボルトを増し締めします。ギシギシ音の発生源の多くはこの緩みです。
リクライニングレバー基部・キャスター軸など金属同士が擦れる部分にシリコンスプレーを少量噴霧します。CRC等の油性は樹脂を傷めるので避けてください。
PUレザーの加水分解は完全には防げませんが、皮脂と汗を拭き取り、合成皮革対応の保革剤を薄く塗ることでひび割れ発生時期を後ろ倒しできます。
フローリング直置きはキャスター軸への負担とフローリング側の傷の両方を生みます。安いものでも構わないのでチェアマットを敷くだけで耐久性は伸びます。
よくある質問|GTRACINGの疑問に回答
購入前によく聞かれる疑問を、ここまでの内容を踏まえてまとめました。
- GTRACINGは腰痛持ちでも使えますか?
-
軽度の腰の張り程度なら付属ランバーサポートで対応できますが、慢性腰痛がある方には推奨しません。追従型サポートを備えたAIMchairなど上位機の方が安全な選択です。
- GTRACINGの耐久性はどれくらいですか?
-
使用頻度にもよりますが、PUレザーモデルで実用2〜3年、ファブリックモデルで3〜4年が一つの目安です。メンテナンスを怠らなければさらに延びます。
- GTRACINGは中国製ですか?信頼できますか?
-
本社は中国・上海で製品も中国製ですが、日本法人ジーティーレーシング株式会社がサポート窓口となり、1年保証・30日返品制度があります。価格帯を踏まえれば信頼性は十分です。
- 公式とAmazonどちらで買うのが得ですか?
-
キャンペーン次第ですが、公式は30日返品交換が使え、Amazonは配送と返品手続きが容易です。返品リスクが心配なら公式、すぐ届けたいならAmazonという使い分けが現実的です。
- 身長175cmですがGT002は合いますか?
-
175cm前後はGT002シリーズの想定範囲内で、ヘッドレスト位置・座面奥行きとも問題なく合います。180cmを超えると窮屈に感じる人が増えるラインです。
まとめ|GTRACINGは「価格相応の割り切り」で選べば後悔しない
GTRACINGは「最高のゲーミングチェア」ではありませんが、「2万円以下で買える中では最有力候補」というポジションは揺るぎません。期待値さえ間違えなければ、初めての1脚として十分機能します。
- GTRACINGが向く人:予算2万円以内・1日4時間以内・身長180cm以下・初めての1脚
- やめた方がいい人:慢性腰痛・1日8時間以上・183cm超・5年以上同じチェアを使いたい人
- 代替候補:長時間/腰痛重視ならAIMchair、座椅子派ならGTWDシリーズ
- 長持ちのコツ:3か月ごとのネジ増し締めとシリコンスプレーで寿命を延ばす









