3行でわかる今回のニュース
- 何が:マウスコンピューターがローカルAI向けミニPC「DAIV CX-A9A60」を発売。Ryzen AI Max+ 395・128GB LPDDR5X統合メモリを搭載し、最大96GBをVRAMに割り当て可能。
- いつ:現在販売中。価格は94万9,800円(税込)から。
- 誰に関係する?:ローカルLLMや生成AIを手元で動かしたいAI開発者・法人・クリエイター。大容量VRAMを必要とする人。
マウスコンピューターが、ローカルAI向けのミニデスクトップPC「DAIV CX-A9A60」を発売しました。AMD Ryzen AI Max+ 395とRadeon 8060S、128GBのLPDDR5X-8000ユニファイドメモリ、2TB SSDを搭載し、価格は94万9,800円(税込)からです。
最大の特徴は大容量の統合メモリで、Windows 11環境では対応設定により最大96GBをグラフィックスメモリとして割り当てられます。これにより、12B~32Bクラスに加え、70Bクラスの大規模ローカルLLMのローカル実行にも対応しやすいとされています。ローカルLLM向けPCの選び方を知っておくと、要件を整理しやすくなります。
約95万円からと高額で、一般的なゲーミング用途というより、機密データを外部に出さずAIを活用したい開発・法人・クリエイター向けの製品です。
主なスペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| CPU | AMD Ryzen AI Max+ 395(NPU最大50TOPSクラス統合) |
| GPU | Radeon 8060S(内蔵) |
| メモリ | 128GB LPDDR5X-8000 ユニファイドメモリ |
| VRAM割り当て | Windows 11で最大96GB(対応設定時) |
| ストレージ | 標準2TB SSD(BTOで最大16TB構成に対応) |
| OS | Windows 11 Pro(Copilot+ PC対応) |
| 価格 | 94万9,800円(税込)から |
接続端子はUSB4(前面・背面各1基、最大40Gbps)やUSB Type-A計5基、DisplayPort 1.4/HDMI 2.1を備え、最大4画面出力に対応。2.5GbE有線LAN、Wi-Fi 7、SDカードリーダーも搭載します。
128GB統合メモリがローカルLLM向けの理由
一般的なディスクリートGPU搭載PCでは、システムメモリとGPUのVRAMが独立しており、大規模LLMの実行時にVRAM容量がボトルネックになりがちです。DAIV CXはCPUとGPUが共通の大容量メモリ空間を使えるユニファイドメモリ構成で、最大96GBをグラフィックス用に回せる点が強みです。
ローカルLLMではモデル本体が数十GBに達することもあり、標準2TB SSDに加え最大16TBまで拡張できるストレージ設計も、モデルやデータの増加を見据えた構成といえます。ただし実際の推論速度は、使用モデルや量子化方式、推論ソフトの設定などで変わる点に注意が必要です。
PCユーザーへの影響
国内大手BTOメーカーが、大容量統合メモリを明確に「ローカルLLM向け」として打ち出した点が今回のポイントです。3年間無償保証と24時間365日の電話サポートが付く点は、法人や長期運用を前提とする層には安心材料になります。一方で価格は約95万円からで、購入層はかなり限定されます。
ユウトのひとこと
価格・仕様・在庫等は変更される可能性があります。最新情報は公式サイトをご確認ください。
情報源
情報確認日時:2026年8月24日時点

DAIV CXの本命は128GB統合メモリで、最大96GBをVRAMに回せるのが効きます。通常のGPUだとVRAM不足で詰まる大規模LLMを手元で動かしやすい設計で、機密データを外に出したくない用途にはハマります。ゲーム用ではなくAI開発・法人向けの一台。同じRyzen AI Max+ 395を積むGMKtec EVO-X2との価格・保証差も検討材料になります。