ゲーミングPC本体を注文したあとで、「本体だけ届いても、これで遊べるの?」と気づく初心者は少なくありません。本記事はゲーミングPCの購入後に必要なものを「絶対必要」「あると快適」「用途別」の3段階に整理し、買い忘れと無駄遣いの両方を防ぐためのチェックリストです。価格や付属品の情報は、メーカー公式・一次情報をもとに2026年9月時点で確認しています。
本体以外で初日から必要なのはモニター・キーボード・マウス・LANケーブル(またはWi-Fi環境)・電源タップの5点。ヘッドセットやチェアは後追いでも問題ありません。
価格は市場相場の目安です。最新価格は各販売店で確認してください。

ゲーミングPC買ったけど、これだけで遊べるんですよね?



残念ながら本体だけでは何もできないよ。最低でも映す画面と入力機器、ネット環境が必要だ。一気にそろえる必要はないが、買い忘れがあると初日からつまずくぞ。
結論:ゲーミングPC購入後に最低限必要なものは5つ
結論として、ゲーミングPC購入後に絶対必要なものはモニター・キーボード・マウス・LANケーブル(またはWi-Fi環境)・電源タップの5点です。理由は、これらが欠けるとPCを起動して操作・通信することができず、ゲームを始められないからです。
- ゲーミングモニター(映像の出力先)
- キーボード(操作・入力)
- マウス(操作・エイム)
- LANケーブル または Wi-Fi 環境(通信)
- 電源タップ(複数機器の給電)
見落とされやすいのが映像ケーブルとLANケーブルです。ドスパラのサポート情報では、デスクトップに同梱される接続ケーブルは「PC側とディスプレイ側の端子に合うものを1本だけ接続する」形で用意され、付属品は購入モデルによって異なるとされています(出典:ドスパラ サポートFAQ「デスクトップパソコンの開梱作業、内容物の確認」、確認日:2026年9月5日)。マウス・キーボードも、バンドル品を選ばない限り別途用意が必要です。
「本体に映像ケーブルが必ず付く」とは限りません。お使いのモニターの端子(HDMI / DisplayPort)と、PC側の出力端子を注文前に確認しておくと安心です。



映像ケーブルは「モニター側に付属していることが多い」が、確実ではない。届いてから慌てないよう、注文段階で端子とケーブルの有無をチェックしておこう。
ゲーミングPC購入後に必要なもの一覧表【優先度・予算つき】
ゲーミングPC購入後に必要なものを優先度順に並べた一覧です。価格は2026年9月時点の市場相場で、エントリー〜ミドルクラスを想定した目安です。
| 優先度 | アイテム | 価格目安(2026年9月) | 用途 |
|---|---|---|---|
| ◎必須 | ゲーミングモニター | 15,000〜30,000円 | 映像出力 |
| ◎必須 | キーボード | 3,000〜15,000円 | 入力 |
| ◎必須 | マウス | 2,000〜10,000円 | 操作・エイム |
| ◎必須 | 映像ケーブル(HDMI/DP) | 800〜2,500円 | PCとモニターの接続 |
| ◎必須 | LANケーブル | 500〜2,000円 | 有線通信 |
| ◎必須 | 電源タップ(雷ガード付) | 1,500〜4,000円 | 給電・落雷対策 |
| ○快適 | ヘッドセット | 3,000〜15,000円 | 音声・ボイチャ |
| ○快適 | ゲーミングチェア | 10,000〜40,000円 | 長時間プレイ |
| ○快適 | デスク | 10,000〜30,000円 | 設置スペース |
| △用途次第 | マイク(単体) | 5,000〜20,000円 | 配信・通話品質UP |
| △用途次第 | Webカメラ | 3,000〜15,000円 | 顔出し配信・通話 |
| △用途次第 | マウスパッド | 1,000〜5,000円 | FPS時の精度向上 |
価格は2026年9月時点の主要ECサイト(Amazon・価格.com)における売れ筋帯の目安です(参考:価格.com「ゲーミングモニター人気売れ筋ランキング」、確認日:2026年9月5日)。
◎必須=初日に必要。○快適=1〜2か月以内に追加すると快適になるもの。△用途次第=配信や顔出し通話をしないなら不要なものも含みます。
絶対に必要なもの①|ゲーミングモニターの選び方
結論、ゲーミングモニターはフルHD・144Hz以上・応答速度1ms前後のモデルを選べば失敗しにくいです。理由は、144Hzを下回ると一般的な60Hzモニターとの体感差が小さく、ゲーミングPCの性能を活かしきれないからです。
2026年9月時点で144HzのフルHDモデルは2万円前後から購入でき、初心者の最初の1台として現実的な価格帯です(参考:価格.com「リフレッシュレート144Hzゲーミングモニター」、確認日:2026年9月5日)。
- FPS(VALORANT・Apex):フルHD・240Hz・IPS or TN
- RPG・MMO・原神:WQHD・144Hz・IPS
- マイクラ・Apexカジュアル:フルHD・144Hz



「とりあえず4Kモニター」は要注意だ。RTX 5070クラスでもタイトル次第でフレームレートが伸びきらないことがあり、せっかくの高リフレッシュレートを活かせない場合がある。最初はフルHD、予算に余裕があればWQHDで十分だよ。
絶対に必要なもの②|キーボードとマウス
結論、キーボードとマウスは最初から「ゲーミング」と表記された製品を選ぶのが安全です。理由は、一般的な事務用キーボードには複数キーの同時押しが正しく認識されない「Nキーロールオーバー非対応」の製品が多く、FPSの斜め移動+ジャンプなどでつまずくことがあるからです。
- キーボード:テンキーレスかフルサイズかを先に決める
- キーボード:赤軸(静音・軽い)か青軸(打鍵感・音あり)かを選ぶ
- マウス:FPSなら70〜90g前後の軽量モデルが扱いやすい
- マウス:手のサイズに合う形状かを必ず確認する
入力機器はケチると結局買い替えになりがち。最初は最高グレードでなくていいので、まず「ゲーミング」表記の無難な売れ筋を選ぶのが失敗しにくい選び方です。
マウスは軽量ワイヤレスの定番モデルから入り、合わなければ買い替える、という進め方が無駄が少ない選択です。手の大きさや持ち方(かぶせ持ち・つかみ持ち・つまみ持ち)で最適サイズが変わるため、可能なら店頭で握って確かめると失敗を減らせます。
絶対に必要なもの③|映像ケーブル(HDMI/DisplayPort)
意外と見落とされがちなのが、PCとモニターをつなぐ映像ケーブルです。前述のとおり付属するかはモデル次第で、モニター側に同梱されている場合もあります。高リフレッシュレートで使うなら、規格の対応を確認して選びましょう。
| 使いたい環境 | おすすめ端子 | 選ぶ目安 |
|---|---|---|
| フルHD 144Hz | HDMI 2.0 / DisplayPort 1.2以上 | 一般的なケーブルで対応可 |
| フルHD 240Hz | DisplayPort 1.2以上推奨 | DP対応を明記した製品を選ぶ |
| WQHD 144Hz以上 | DisplayPort 1.4推奨 | DP1.4対応表記を確認 |
HDMIとDisplayPortでは対応リフレッシュレートが変わる場合があります。PC側の出力端子とモニター側の入力端子の両方を確認し、高リフレッシュレートで使うならDisplayPortを軸に選ぶと安心です。
絶対に必要なもの④|LANケーブルまたはWi-Fi環境
結論、ゲーミングPCでは有線LAN接続が最優先です。理由は、Wi-Fiでは遅延(Ping)が安定しにくく、FPSや格闘ゲームのオンライン対戦で不利になりやすいからです。
LANケーブルはCAT6A(カテゴリ6A)を選んでおけば、10Gbpsまでの回線に対応でき長く使えます。家庭の1Gbps回線ではCAT5e・CAT6でも一般的なオンラインゲームに十分ですが、価格差が数百円程度なのでCAT6Aが無難です(参考:サンワサプライ/サンワダイレクトのLANケーブル解説、確認日:2026年9月5日)。
CAT6Aとは、最大10Gbps・伝送帯域500MHzまで対応するイーサネットケーブルの規格です。家庭の1Gbps回線でも余裕があり、将来の10Gbps回線移行にも備えられます。
賃貸でルーターから距離があり配線が難しい場合は、Wi-Fi 6 / 6E 対応の中継機やUSBアダプタで補強します。ただし、FPSで上を目指すなら最終的には有線化がおすすめです。
絶対に必要なもの⑤|雷ガード付き電源タップ
結論、ゲーミングPCには雷サージ保護機能付きの電源タップを使うのがおすすめです。理由は、雷による過電圧(雷サージ)が電源ユニットやマザーボードを一瞬で破壊するリスクがあるからです。
電源機器メーカーの公式解説でも、雷ガード機能のないタップは雷サージを吸収できないと説明されています(参考:サンワサプライ「雷の基礎知識」、確認日:2026年9月5日)。
- 口数:6口以上(PC本体・モニター・スピーカー・スマホ充電・周辺機器など)
- 容量:1500W(15A)対応
- 機能:雷ガード(サージ保護)・個別スイッチ
- 価格目安:1,500〜4,000円



雷ガード付きでも完全防御ではない。落雷予報が出た日は、面倒でも主電源を物理的に切るかコンセントを抜くのが一番確実だよ。
あると快適なもの|ヘッドセット・チェア・デスク
絶対に必要ではないものの、長くゲームを楽しむならヘッドセット・ゲーミングチェア・デスクの3点は早めの追加がおすすめです。理由は、音の定位(敵の足音の方向)と姿勢の良し悪しが、FPSの勝率と疲労に直結するからです。
- ヘッドセット:FPSの足音方向が分かる。家族と同居なら特に便利
- ゲーミングチェア:1日数時間プレイするなら腰への負担対策に有効
- デスク:横幅120cm以上が目安。マウスを大きく振れる空間が重要



椅子って後回しでもいいかなと思ってたんですけど…



長時間プレイするなら、椅子は健康への投資と考えていい。合わない椅子で腰を痛めると、あとで治療のほうが高くつくこともあるからね。
FPSをプレイする人に必要な追加アイテム
FPSタイトル(VALORANT・Apex Legends・Overwatchなど)を本気でプレイするなら、絶対必要な機器に加えて大型マウスパッド・240Hzモニター・軽量ゲーミングマウスの3点を優先的に揃えるのがおすすめです。理由は、エイム精度と反応速度に直接影響する装備だからです。
- 大型マウスパッド(横40cm以上):ローセンシ運用で扱いやすい
- 240Hzモニター:VALORANTやApexなど競技系で有利
- 70g前後の軽量マウス:振り向き時の負担を軽減
- 密閉型ヘッドセット:足音の定位を聞き分けやすい
配信・実況をする人に必要な追加アイテム
YouTubeやTwitchで配信を始めたい場合は、絶対必要な機器に加えて単体マイク・Webカメラ・配信ソフトを準備します。理由は、ヘッドセット内蔵マイクでは声質が痩せやすく、視聴体験に影響しやすいからです。
- USBコンデンサーマイク(5,000〜15,000円)
- Webカメラ(フルHD対応が目安)
- 配信ソフト:OBS Studio(無料)
- マイクアーム+ポップガード(音質向上)
- 背景になる壁、または簡易的な目隠し



配信を始めるなら、PC本体側のCPUの余裕も大切だ。ゲームと配信を同時に走らせるので、Ryzen 7 / Core i7クラス以上があると配信中のfps低下を抑えやすいよ。
予算別の揃え方|3万・6万・12万円のモデルケース
「本体以外の一式でいくらかかるか」は、最終的に予算で決まります。周辺機器を一式そろえるための予算別モデルケースを示します。価格はいずれも相場の目安です。
| 項目 | 最低限 約3万円 | 標準 約6万円 | 快適 約12万円 |
|---|---|---|---|
| モニター | フルHD 144Hz 15,000円 | フルHD 180Hz 22,000円 | WQHD 165Hz 40,000円 |
| キーボード | 3,000円 | 8,000円 | 15,000円 |
| マウス | 2,500円 | 6,000円 | 12,000円 |
| ヘッドセット | 3,500円 | 8,000円 | 20,000円 |
| 映像・LANケーブル | 1,500円 | 2,000円 | 2,500円 |
| 電源タップ | 1,800円 | 2,500円 | 3,500円 |
| マウスパッド | 1,000円 | 2,500円 | 5,000円 |
| 合計目安 | 約28,300円 | 約51,000円 | 約98,000円 |
価格は2026年9月時点のAmazon・価格.comの売れ筋帯から算出した目安です。チェア・デスクは別途必要になります。本体を含めた総額の考え方は、下記の関連記事も参考にしてください。
買いすぎないための優先順位|後回しでいいもの・不要なもの
ゲーミングPC購入直後は気持ちが大きくなり、すべて最高グレードで揃えたくなります。ですが、初日から最高グレードを揃えると失敗確率が上がるのが実際のところです。理由は、自分のプレイスタイルが固まる前に買ったデバイスは、合わずに買い替えるケースが多いからです。
モニター・キーボード・マウス・ケーブル類・電源タップを合計2〜3万円の予算で確保します。最高グレードは避け、無難な売れ筋を選ぶのが鉄則です。
FPS中心ならマウスとモニター、配信ならマイクとカメラを買い足します。1か月遊ぶと自分の不満点が見えてくるため、買い物の精度が一気に上がります。
チェア・デスク・照明・スピーカーなど、長時間プレイの快適性を底上げするアイテムを追加します。ここまで来てから高価格帯に手を出しても遅くありません。
- 配信・顔出し通話をしない人:単体マイク・Webカメラは不要
- ヘッドセットを使う人:スピーカーはまず不要
- FPSをやらない人:240Hzモニター・大型マウスパッドは無理に不要
- 一般家庭:無停電電源装置(UPS)は雷ガードタップで代替できる場合が多い
忘れがちなソフト面|OS・セキュリティ・ソフトの補足
周辺機器と違って形が見えないため見落とされやすいのが、ソフト面の準備です。BTOゲーミングPCは基本的にWindowsがプリインストール済みで届くため、OSを別途買う必要は通常ありません。
- OS:BTOなら基本プリインストール済み。注文時に有無を確認
- セキュリティ:まずはWindows標準機能で運用可。必要に応じて追加検討
- ゲームプラットフォーム:Steam・Epic Gamesなどは無料で導入
- オフィス:ゲーム用途だけなら必須ではない。用途次第で追加
よくある質問|ゲーミングPC購入後の周辺機器Q&A
ゲーミングPC購入後の周辺機器について、初心者から特に多い質問をまとめます。
- HDMIケーブルはゲーミングPCに付属していますか?
-
付属するかはモデルによって異なります。ドスパラのサポート情報では、接続に使うケーブルは端子に合うものを1本接続する形で、付属品は購入モデルにより異なるとされています。モニター側に同梱されている場合もあるため、PC側とモニター側の端子を確認して用意してください。フルHD 144Hzなら一般的なHDMI 2.0で対応できます。
- スピーカーは必要ですか?
-
必須ではありません。ヘッドセットがあればまず不要です。家族と同居している場合や音楽用途で必要になった段階で購入すれば問題ありません。
- 無停電電源装置(UPS)は買うべきですか?
-
停電が頻発する地域や、配信中に停電で機材が落ちると困る人は導入価値があります。一般家庭であれば、雷ガード付き電源タップで十分なケースが多いです。
- マウスパッドは必要ですか?
-
FPSをやるなら用意するのがおすすめです。木製デスクや塗装デスク上で直接操作するとセンサー精度が落ちたり、マウス底面のソールが削れたりします。布製の大型タイプから始めるのが無難です。
- Wi-Fiだけでオンラインゲームはできますか?
-
カジュアルプレイなら可能ですが、FPSや格闘ゲームの対戦では遅延差で不利になりやすいです。可能な限り有線LAN接続を選んでください。
まとめ|ゲーミングPC購入後はまず必須の周辺機器から揃える
ゲーミングPC購入後に必要なものは、まずモニター・キーボード・マウス・ケーブル類・電源タップを最優先で揃え、そのあとプレイスタイルに合わせて1〜3か月かけて補強するのが最適解です。初日にすべて揃えようとすると失敗確率が上がるため、段階的な購入をおすすめします。
- モニター(フルHD 144Hz以上)と映像ケーブルを確保したか
- キーボード・マウスは「ゲーミング」表記のものを選んだか
- LANケーブルはCAT6A以上か、Wi-Fi 6以上の環境があるか
- 電源タップは雷ガード付きで6口以上か
- 映像ケーブルの端子(HDMI / DisplayPort)がPC・モニター両方に合うか
最後に、状況別の次の一歩を示します。まだ本体を決めていない方は最新のおすすめPC記事を、モニターやWQHD環境から整えたい方は各選び方記事を参考にしてください。
最終更新:2026年9月









