「ミニPCでゲームはできるのか?」「ゲーミングPCの代わりになるのか?」と気になっていませんか。結論から言えば、ミニPCはゲーム用途として万能ではないものの、原神・崩壊スターレイル・軽量なSteamタイトルなら十分候補になります。本記事ではミニPCでゲームする際のリアルな実力と、やめとけと言われる理由、向いているゲームを15年以上のPCゲーミング経験から解説します。
A. 軽〜中量級のゲームなら可能です。原神や軽いSteamゲームは動きますが、AAA級の重量ゲームには不向きです。詳細は本文で解説します。
- 結論:原神・スタレ・軽いSteamゲーム・レトロゲーム用途なら候補になる
- 価格帯:3万円〜25万円(用途で大きく変動)
- 根拠:iGPU性能はRadeon 680M〜Radeon 8060S相当で、フルHD中設定がおおむね上限
- 注意点:Apex240fpsやサイバーパンク2077最高設定など、重量級AAAは厳しい
ミニPCでゲームはできる?結論と判断軸
ミニPCでゲームはできるのかという問いへの答えは「遊ぶゲームと求める画質次第で可能」です。理由は、ミニPCの大半が独立GPUを持たず、CPU内蔵グラフィックス(iGPU)でゲームを動かす構造だからです。
① iGPUの世代(Radeon 680M / 780M / 8060S など)
② メモリ速度(DDR4 / DDR5 / LPDDR5X)と容量
③ 冷却性能と電力リミット(小筐体ゆえの発熱制約)

ミニPCって安くてかわいいから気になってるんですけど、原神とか動きますか?



原神やスタレなら、Ryzen 7 7840HS以上を積んだミニPCでフルHD中設定60fpsが現実的に狙えます。ただし「Apex Legendsで240fps」や「サイバーパンク2077レイトレON」を期待するなら別の選択肢を検討すべきです。
筆者は2026年に入ってからGMKtec M5 Plus(Ryzen 7 5825U)、TRIGKEY Key mini(N100)、KAMRUI Hyper H1、GMKtec EVO-X2(Ryzen AI Max+ 395)を実際に検証してきました。同じ「ミニPC」でも、5万円のN100機と20万円超のRyzen AI Max機ではゲーム性能が10倍以上違います。一括りで「ミニPC=ゲーム不可」と切り捨てるのは正しくありません。
ミニPCはやめとけと言われる5つの理由
「ミニPCはゲーミング用途ではやめとけ」という声はなぜ多いのでしょうか。答えは、従来のゲーミングPCを期待して買うと性能差にショックを受けるからです。実際に検証した上で、5つの理由を整理します。
理由①:独立GPU非搭載モデルが大半
市販ミニPCの95%以上はiGPU(CPU内蔵GPU)のみで、GeForce RTX系のような独立GPUを積めません。Radeon 780Mが「GTX 1650 Mobile相当」と言われる程度で、RTX 4060クラスにも遠く及ばないのが実情です(出典:TechPowerUp GPU DB、取得日:2026年5月3日)。
理由②:冷却制約で長時間プレイ時に性能が落ちる
計測環境:Windows 11 24H2 / 室温22度 / GMKtec M5 Plus(Ryzen 7 5825U)。ベンチ開始から30分でCPUクロックが3.0GHz台→2.4GHz前後まで低下することを実測で確認しました。小筐体ゆえに熱がこもりやすく、長時間プレイで性能が安定しないモデルが多いのです。
理由③:拡張性がほぼゼロ
・GPUの後付け(PCIeスロット非搭載モデルが大半)
・大型CPUクーラーへの換装
・電源ユニットの交換
・3.5インチHDDの増設
「2年後にGPUだけ強化したい」という発想はミニPCでは通用しません。買った時点の性能が天井になります。
理由④:ファン音が想像より大きい機種がある
公式は「静音設計」を謳っているモデルでも、実測では負荷時に40dB前後(一般的なオフィス環境並)まで上がるケースがあります。筆者は最初、寝室併用で使えると思い静音性軽視で選びましたが、深夜のゲーム中にファン音が気になり後悔しました。
理由⑤:保証・サポート品質のばらつき
大手BTO(ドスパラ・マウス等)と異なり、中華ミニPCブランドは初期不良対応の窓口が日本語非対応のケースもあります。3社に問い合わせした結果、対応速度・日本語品質に大きな差がありました。



裏を返せば、これらを承知したうえで「軽いゲーム+普段使い兼用」と割り切れば、ミニPCは強力な選択肢になる。
ゲームの重さ別|ミニPCで動く・動かないの目安
ミニPCでどのゲームが動くのかという疑問への答えは「軽量・中量級は十分動く、AAA最新作は厳しい」です。ゲームを3階層に分けて、現実的な動作目安を解説します。
軽量級ゲーム(多くのミニPCでフルHD60fps可)
- 原神(フルHD・中設定60fps)
- 崩壊:スターレイル
- League of Legends / Valorant(軽量設定)
- Minecraft(影MOD非導入時)
- Stardew Valley / Hades / Vampire Survivors
- レトロゲーム(PS2以前のエミュレーター含む)
原神についてはchimologの実機検証で、内蔵GPUクラスでもフルHD最低設定なら60fpsの目安が示されています(出典:chimolog 原神PC版推奨スペック検証、取得日:2026年5月3日)。原神は60fpsが上限のためミニPCと相性が良いタイトルです。
中量級ゲーム(上位ミニPCなら設定次第で可)
- Apex Legends(フルHD・低設定で60〜90fps目安)
- フォートナイト(パフォーマンスモード)
- Overwatch 2(中設定)
- パルワールド(低〜中設定)
- FF14(標準品質ノートPC)
- モンハンライズ
このクラスはRyzen 7 7840HS/Ryzen AI 9 HX 370などの新世代APU搭載ミニPCでないと厳しい領域です。Ryzen 7 5825Uクラスでは設定をかなり落とす必要があります。
重量級AAAゲーム(基本的に非推奨)
- サイバーパンク2077(レイトレON最高設定)
- モンスターハンターワイルズ
- Starfield
- Black Myth: Wukong(高設定以上)
- Alan Wake 2
- Apex Legends 240fps運用
例外的にRyzen AI Max+ 395(Radeon 8060S)を積むGMKtec EVO-X2クラスは、フルHD中設定でこれら重量級も狙えますが、価格は20万円超で「同価格でRTX 4070搭載デスクトップが買える」現実があります。
ミニPCのゲーム性能 早見表(iGPU別)
ミニPCに搭載される代表的なiGPUと、相当する独立GPUクラス、ゲームの目安を整理しました。同価格のゲーミングPCに対し、ミニPCはGPU性能で2〜3世代落ちるのが基本構造です。
| iGPU | 搭載例 | 独立GPU相当 | ゲーム目安 | こんな人に合う |
|---|---|---|---|---|
| Intel UHD(N100) | TRIGKEY Key mini | GT 1030以下 | 軽量2D / 古いSteamゲーム | 事務+α用途 |
| Radeon Vega 8 | GMKtec M5 Plus | GTX 1050未満 | 原神・スタレ低設定 | サブPC兼用 |
| Radeon 680M | GEEKOM A6 / KAMRUI | GTX 1650 Mobile | 原神・Apex低設定 | 軽〜中量級志向 |
| Radeon 780M | Ryzen 7 7840HS搭載機 | GTX 1650〜1660 | パルワールド低設定可 | 幅広く遊びたい |
| Radeon 8060S | GMKtec EVO-X2 | RTX 4060〜5050 | AAA中設定も可 | 本気でミニPCゲーム |
※ 性能対比はTom’s Hardware GPU HierarchyおよびTechPowerUp GPU DBを参考に整理(取得日:2026年5月3日)。実測値は構成・電力リミットで変動します。
引用元:ゲーミングPCのトリセツ(https://gamingpc-torisetsu.jp/)・取得日:2026年5月



「N100ミニPCを安いと飛びついたけど、原神は最低設定でも30fpsしか出なくて泣いた」(30代・男性)
GPコスパ指数で見るミニPCのゲーム適性
当サイト独自のGPコスパ指数でミニPCを評価すると、ゲーム性能と価格のバランスが見えてきます。
GPコスパ指数とは、3DMark Time Spyスコアを実売価格(税込・万円単位)で割って100を掛けた独自指標です。スペック対価格の効率を見るためのもので、静音性・デザイン・サポート品質は反映しません。
120以上:圧倒的コスパ/100〜119:コスパ優秀/80〜99:標準的/60〜79:やや割高/60未満:割高
ゲーム用途で見ると、ミニPC全般のGPコスパ指数は同価格帯のデスクトップゲーミングPCより低くなるのが一般論です。理由は、独立GPU非搭載のため3DMark Time Spyスコアが伸びにくく、価格に対するスコア効率が悪いから。逆にミニPCの強みは「省スペース」「低消費電力」「静音性(モデルによる)」であり、ここはGPコスパ指数では測れません。
ミニPCがゲーム用途で「アリ」になる5つのケース
ミニPCはゲーミング万能機ではありませんが、用途を絞れば最高の選択肢になる場面があります。具体的にどんな人に向いているかを5パターンで提示します。
① 原神・スタレ・鳴潮など60fps上限の中華ゲー中心の人
② 軽量Steamインディーゲームを広く浅く遊びたい人
③ 古いゲーム(PS2エミュ含む)をリビングTVで遊びたい人
④ 出張先や寮でも気軽に運べる小型PCがほしい人
⑤ 家族共用PCで「子どもがマイクラ、大人が事務作業」を兼ねたい人
逆に「Apex 240fps」「サイバーパンク2077レイトレ」「VR」「動画編集兼用」を考えるなら、最初から通常のゲーミングPCを選ぶべきです。



原神中心の人なら、フレームレート上限が60fpsだから、ミニPCの実力が無駄にならない。逆にFPSプレイヤーが240Hzモニター持ちなら、ミニPCは選ばない方がいい。
用途別おすすめミニPCの選び方
「結局どれを買えばいいの?」という疑問への答えは、遊びたいゲームの重さで選ぶことです。当サイトで実機検証したモデルから、用途別の選定軸を整理します。
軽量Steam・事務兼用なら:N100クラス
N100搭載ミニPCは3〜5万円で買える低価格帯。軽量Steamゲーム(Stardew Valley、Vampire Survivors等)と普段使い兼用なら十分です。詳細はTRIGKEY Key mini N100の実機レビューで性能と注意点を解説しています。
原神・スタレを快適に遊びたいなら:Ryzen 7 5825U〜6800Uクラス
5〜10万円で買えるRyzen 7 5825U前後のミニPCは、原神フルHD中設定60fpsを安定して狙える現実的なライン。GMKtec M5 Plus(Ryzen 7 5825U)の本音レビューでベンチ実測を公開しています。
幅広いゲームをこなしたいなら:Ryzen 7000H番台〜AI 300シリーズ
10〜15万円帯のRyzen 7 7840HS/Ryzen AI 9 HX 370搭載モデルは、Radeon 780Mを内蔵しパルワールドや軽めのAAAも視野に入ります。KAMRUI Hyper H1の競合比較レビューで詳細を解説しています。
本気のゲーミング兼AI用途なら:Ryzen AI Max+ 395
20万円超の最上位帯。Radeon 8060Sを内蔵し、ローカルLLM推論まで視野に入る別格モデルです。GMKtec EVO-X2(Ryzen AI Max+ 395)の検証記事で実力を確認できます。
ミニPC vs ゲーミングノート vs デスクトップ|どれを選ぶべきか
ミニPCで悩む人の多くは、ゲーミングノートやデスクトップとも比較しているはずです。同じ10万円予算で何が違うのかを整理します。
| 項目 | ミニPC | ゲーミングノート | デスクトップ |
|---|---|---|---|
| 同価格帯のゲーム性能 | △ | ○ | ◎ |
| 省スペース性 | ◎ | ○ | × |
| 持ち運び | ○ | ◎ | × |
| 拡張性 | × | × | ◎ |
| 静音性 | ○ | △ | ○ |
| こんな人に合う | 原神・軽Steam中心 | 場所を移動したい | 本気でゲーム |
同じ10万円なら、純粋なゲーム性能ではデスクトップが圧勝です。一般論ではミニPCはコスパが悪いと言われますが、「机上が狭い」「リビング設置」「寮や単身赴任」など物理的制約がある人には逆転して最適解になるのが筆者の実感です。デスクトップとノートの選び方はゲーミングPCはデスクトップとノートどっち?7項目比較で深掘りしています。
※ 上記比較表を引用する際は当サイトURLへのリンクをお願いします。データは毎月更新しています。
引用元:ゲーミングPCのトリセツ(https://gamingpc-torisetsu.jp/)・取得日:2026年5月
ミニPCでゲームを始める前にチェックすべき5項目
ミニPCでのゲームプレイを始める前に、後悔しないための確認手順をSTEP化します。
Steamのゲームページで推奨スペックを確認。GPU欄に「GTX 1060」以上が書かれているなら、N100や5825UクラスのミニPCでは厳しいと判断します。
Radeon 680M/780M/8060SなどiGPUの型番を確認し、TechPowerUp GPU DBで性能を把握します。
iGPUは共有メモリで動くため、メモリ速度がfpsに直結します。DDR4よりDDR5、シングルよりデュアルチャネルが必須条件です。
「型番+ゲームタイトル+fps」で検索し、第三者の実測値を確認します。メーカー公式の数値だけを信用しないのが鉄則です。
日本語サポートの有無、保証期間(1年/2年)、初期不良対応の手順を購入前に確認。Amazon経由なら返品対応がスムーズです。
ミニPCでゲームに関するFAQ
- ミニPCで原神は60fps出ますか?
Ryzen 7 5825U/6800U以上のミニPCなら、フルHD中設定で60fps(原神は60fps上限)を狙えます。N100など低価格帯は最低設定でも30fps前後にとどまる場合があります。
- ミニPCでApex Legendsはできますか?
Radeon 680M以上のiGPUを搭載していれば、フルHD低設定で60〜90fps程度は狙えます。ただし240fps運用や競技志向のプレイには向きません。
- ミニPCに後からグラボを増設できますか?
原則できません。PCIeスロット非搭載のモデルが大半で、外付けGPUボックス(eGPU)対応モデルもごく一部です。買った時点の性能が天井と考えてください。
- ミニPCはゲーミングノートと比べてどっちがいい?
同じ10万円なら、ゲーム性能はゲーミングノートが上回ります。ミニPCは「外付けモニターありき」「省スペース重視」「静音性重視」の場合に有利です。
- ミニPCでパルワールドは動きますか?
Radeon 780M搭載のRyzen 7 7840HS以上なら、フルHD低〜中設定で動きますが快適とは言いがたい水準です。快適に遊びたいなら独立GPU搭載のゲーミングPCが現実的です。
- 中華ミニPCって安全?
大手ブランド(GEEKOM・Minisforum・GMKtec・Beelinkなど)であれば、Amazonの返品保証も使えるため過度に警戒する必要はありません。ただし無名ブランドのワゴンセール品は避けるべきです。
まとめ|ミニPCでゲームは「割り切れば最適解」
ミニPCはゲーミングPCの完全な代替にはなりませんが、遊ぶゲームを絞れば省スペース・低消費電力・静音という独自価値が際立つ選択肢です。原神・スタレ・軽量Steamタイトルを中心に遊ぶ人、寮やリビングで省スペース運用したい人なら、強くおすすめできます。
- 原神・スタレ・軽Steam中心:Ryzen 7 5825U〜6800U搭載ミニPCで十分
- パルワールドや中量級も視野:Ryzen 7 7840HS/Radeon 780Mクラス
- 本気のゲーミング兼AI:Ryzen AI Max+ 395搭載モデル
- 240fps競技・AAA最高設定:素直に通常のゲーミングPCを選ぶ
- 遊びたいゲームの公式推奨スペックを確認したか
- iGPU型番と相当する独立GPUクラスを把握したか
- メモリ仕様(DDR5・デュアルチャネル)を確認したか
- 第三者の実機ベンチ動画を確認したか
- 保証・日本語サポートの有無を確認したか
\ 原神・軽Steamに最適なミニPCを公式で確認 /
「やっぱり通常のゲーミングPCが安心」という方は、10万円台で買えるエントリーゲーミングPCも視野に入ります。ゲーミングPC 10万円以下は買える?最安モデルとコスパの分岐点で詳しく比較しています。原神特化なら原神おすすめゲーミングPC5選もあわせて参考にしてください。
最終更新:2026年5月


主要BTO10社以上の実機検証経験。GPコスパ指数による独自評価を軸に、初心者から上級者まで「損しない1台」の選び方を発信しています。
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