少し前まで普通に動いていたのに、最近ゲームがカクカクして重い。設定はいじってみたけれど改善しない——3〜5年使ったPCで特に多い悩みです。本記事ではゲーミングPCがカクカクする原因を症状から切り分け、まず無料・低コストで直す手順を示したうえで、スペック的に限界なら買い替えへ判断する流れまで、主要BTO10社以上を検証してきた視点で整理しました。いきなり買い替えを勧めるのではなく、直せるものから順に試せる構成です。
A. 常駐アプリ・電源プラン・ドライバ・発熱など無料で直せる要因が多いです。これで直らなければスペック不足や経年劣化が原因の可能性があります。詳細は本文で解説します。
- 結論:まず症状を切り分け→タスクマネージャー診断→無料の対処→それでも直らなければ買い替え判断、の順で進める
- 無料で直る主因:常駐アプリ・ゲーム内オーバーレイ・電源プラン・GPUドライバ・発熱とホコリ
- 判定の軸:GPU使用率が90〜100%なら性能不足寄り、低いままならCPU・設定・電源側のボトルネック
- 買い替え目安:無料対処で改善せず、購入から3〜5年経過かつ推奨スペック未達なら買い替えを検討

「重い」と「カクつく」って、なんとなく同じものだと思ってました…。



実は別物なんだ。「ずっとfpsが低い」のか「瞬間的に引っかかる」のかで、原因も対処も変わってくるよ。まずはそこを見分けよう。
まず症状を切り分ける|fps低下とカクつきは別物?
カクカクの症状は分けて考えるべきですか? 答えは分けるべきです。「常にfpsが低い」のと「瞬間的に引っかかる(スタッタリング)」では、疑うべき原因がまったく違うためです。
常にfpsが低い場合は、GPUやCPUの性能不足、グラフィック設定が高すぎる、電源プランが省電力になっているといった「処理が追いついていない」系の原因が中心です。一方、普段は滑らかなのに数秒おきに引っかかる場合は、常駐アプリの割り込み、ストレージのアクセス、通信の遅延など「一時的に処理が止まる」系の原因が疑われます。
| 症状 | 主に疑う原因 | まず見る場所 |
|---|---|---|
| 常にfpsが低い | 性能不足・設定過多・電源プラン | GPU/CPU使用率・グラフィック設定 |
| 瞬間的に引っかかる | 常駐アプリ・ストレージ・通信 | スタートアップ・ディスク使用率・回線 |
| 時間が経つと重くなる | 発熱・サーマルスロットリング | 温度・ファン・ホコリ |
| 特定ゲームだけ重い | ゲーム側の設定・不具合 | ゲーム内設定・アップデート |
※ 出典:ドスパラ「PCゲームが一瞬カクつく原因とは?対処法を解説」、取得日:2026年6月9日
カクつきが1本のゲームだけで起きるなら、PC側ではなくゲーム側の設定や不具合が原因のことが多いです。ゲーム内のグラフィック設定を下げて改善するか、アップデートが来ていないかを先に確認すると、無駄な作業を減らせます。
タスクマネージャー30秒診断|どこがボトルネック?
原因はどう特定すればいいですか? 答えはタスクマネージャーでGPU・CPU・メモリの使用率を見ることです。どのパーツが限界に張り付いているかで、ボトルネックの場所が一目で分かるためです。
タスクマネージャーは「Ctrl+Shift+Esc」で起動できます。「パフォーマンス」タブを開き、ゲーム中の各使用率を確認します。実際にゲームを起動した状態で見るのがポイントです。
| 使用率の状態 | 考えられる状況 | 対処の方向性 |
|---|---|---|
| GPUが90〜100%でfps安定 | GPUを使い切れている正常な状態 | これ以上はGPU性能の問題 |
| GPUが70〜80%でfpsが伸びない | CPUなど他パーツのボトルネック | 電源プラン・CPU負荷・設定を確認 |
| CPUが100%付近に張り付く | CPU性能不足・常駐アプリ過多 | 常駐整理・設定見直し |
| メモリ使用率が常に高い | メモリ不足 | 常駐削減・増設を検討 |
| ディスク使用率が頻繁に100% | ストレージがボトルネック | HDDならSSD化を検討 |
※ 出典:HIGHRESO「GPU使用率の目安は?確認方法と使用率の下げ方・上げ方」、取得日:2026年6月9日
公式の解説ではGPU使用率が高いほど性能を活かせている状態とされますが、実際の切り分けでは「GPUが余っているのにfpsが伸びない」ケースの方が見落とされがちです。この場合はGPUを買い替えても改善しないため、電源プランやCPU側を先に疑うのが現実的な判断です。



GPUが100%張り付きなら性能不足、GPUが余ってるならCPUか設定の問題。この一点だけでも切り分けの精度がぐっと上がるんだよね。
無料・低コストで直せる原因と対処法
お金をかけずに直せますか? 答えは多くのケースで直せます。カクつきの原因はソフトウェアや設定、発熱に起因するものが多く、無料の対処で改善する例が少なくないためです。
ここでは効果が出やすい順に対処手順を並べます。上から順に試し、改善したらそこで止めて構いません。一つずつ試すことで、何が効いたかも把握できます。
スリープ運用が続いていると動作が不安定になることがあります。一度シャットダウンして再起動し、未適用の更新プログラムがあれば適用します。最も手軽で効果が出ることがある対処です。
タスクマネージャーの「スタートアップアプリ」で不要な常駐を無効化します。あわせてSteam・Discord・GeForce Experienceなどのゲーム内オーバーレイをオフにすると、瞬間的なカクつきが収まることがあります。
電源プランが「省電力」や「バランス」だとCPU・GPUの性能が抑えられ、GPUが余っているのにfpsが伸びない原因になります。コントロールパネルの電源オプションで「高パフォーマンス」に変更します。
古い、または破損したGPUドライバは不安定なfpsの原因になります。最新版に更新し、改善しない場合はクリーンインストールで入れ直すと、不具合がリセットされることがあります。
時間が経つと重くなる場合は発熱が原因のことが多いです。温度が高すぎると保護機能で性能が下げられます。排気口やファンのホコリを掃除し、エアフローを確保すると改善します。
※ 出典:ドスパラ「PCゲームが一瞬カクつく原因とは?対処法を解説」、取得日:2026年6月9日
- システムの視覚効果を「パフォーマンスを優先する」に変更する
- RGBライティングやファン制御アプリを停止して負荷を減らす
- ディスククリーンアップで一時ファイルを削除する
- ストレージがHDDなら、SSDへの換装で体感が大きく変わる



電源プランを高パフォーマンスにしただけでfpsが安定しました。お金をかける前に試してよかったです。
スペック不足・経年劣化が原因のパターン
無料の対処で直らない場合は何が原因ですか? 答えはスペック不足か経年劣化の可能性が高いです。設定やドライバを最適化してもGPUが常に張り付き、fpsが上がらないなら、性能そのものが要求に追いついていないためです。
特に購入から3〜5年経ったPCでは、当時は快適だったゲームでも、近年のタイトルの要求スペック上昇に追いつけなくなっていることがあります。これはどれだけ設定を詰めても、物理的な性能の壁として現れます。一般には「設定を下げれば何とかなる」と思われがちですが、解像度や画質を最低にしても快適なfpsを維持できないなら、それは買い替えのサインです。
長年使ったPCでは、ファンやグリスの劣化で冷却性能が落ち、発熱による性能低下が起きやすくなります。掃除しても温度が下がりきらない、ストレージの空き容量や寿命が逼迫しているといった場合は、部分的な対処では追いつかなくなってきます。
直す vs 買い替えの分岐点チェックリスト
直すべきか買い替えるべきか、どう決めればいいですか? 答えは「無料対処の効果」と「使用年数・スペック」で線引きすることです。直る見込みがあるうちは直し、限界が見えたら買い替えへ切り替えるのが、無駄な出費を防ぐ判断になります。
- 無料の対処(再起動・常駐整理・電源プラン・ドライバ・掃除)をすべて試した
- GPU使用率が常に100%張り付きで、設定を下げてもfpsが伸びない
- 購入から3〜5年以上が経過している
- 遊びたいゲームの推奨スペックを満たしていない
- SSD化やメモリ増設でも改善が見込めない構成だ
上の項目に多く当てはまるほど、買い替えの妥当性が高くなります。逆に1〜2個しか当てはまらないなら、まだ部分的な対処やパーツ交換で延命できる可能性があります。筆者の判断としては、3項目以上当てはまったら買い替えを具体的に検討し始めるのが現実的なラインです。
カクつきが特定ゲームだけ、瞬間的な引っかかりだけ、掃除や設定変更で改善するといった場合は、買い替えの必要はありません。まずは無料の対処を一通り終えてから判断しても遅くありません。
買い替えに傾いた場合は、まず自分のPCがどのくらいの寿命に来ているかを把握すると、判断がぶれにくくなります。パーツごとの寿命や買い替え時期の目安は下記にまとめています。
RTX 3060や4060世代を使っていて、そろそろ移行を考える人は、買い替え判断チャートと移行先の候補をまとめた記事も参考になります。
\ 買い替えるなら今の構成・価格をチェック /
よくある質問
ゲーミングPCのカクつきについて、判断に迷いやすい点をまとめました。
- カクカクは無料で直せますか?
-
多くは無料で直せます。再起動、常駐アプリやオーバーレイの停止、電源プランの変更、ドライバ更新、ホコリ掃除で改善するケースが多いです。これで直らない場合に性能不足を疑います。
- GPU使用率が低いのにカクつくのはなぜですか?
-
CPUや電源プラン、設定がボトルネックになっている可能性があります。GPUが余っているのにfpsが伸びない場合、GPUを替えても改善しないため、電源プランやCPU側を先に見直します。
- 何年使ったら買い替えるべきですか?
-
一概には言えませんが、3〜5年が一つの目安です。無料対処で改善せず、遊びたいゲームの推奨スペックを満たさないなら、買い替えを具体的に検討する時期です。
- SSDに替えるとカクつきは直りますか?
-
ストレージがHDDで、ロードやプチフリーズが目立つ場合は改善が期待できます。ただしfps自体の低さはGPUやCPUの問題なので、症状に応じて切り分けることが大切です。
まとめ:直せるものから試し、限界が見えたら買い替えへ
- まず症状を切り分け、タスクマネージャーでボトルネックを特定する
- 再起動・常駐整理・電源プラン・ドライバ・掃除の無料対処を順に試す
- それでも直らず、3〜5年経過+推奨スペック未達なら買い替えを検討する
カクつきの多くは、お金をかけずに直せます。焦って買い替える前に、まずは切り分けと無料の対処を一通り試してください。そのうえで性能の限界が見えたときに、初めて買い替えを検討するのが、損をしない順番です。
- 症状の切り分けは済んだか
- 無料の対処を上から順に試したか
- 使用年数とスペックを確認したか
最終更新:2026年6月


主要BTO10社以上の実機検証経験。GPコスパ指数による独自評価を軸に、初心者から上級者まで「損しない1台」の選び方を発信しています。
プロフィール詳細









